
カードローンに関するこちらの記事を読むと分かることは以下の3点です。
fa-check-circle カードローンの金利
- カードローンの利息の計算方法
- カードローンの利息を少しでも抑える方法
- カードローンの無利息期間は「初めて契約をした翌日から」と「初めて借入をした日の翌日から」の2つ
目 次
カードローンの利息に関する基礎知識
カードローンはローンの1つなので、借りた後は必ず「利息」をプラスした金額を返済する必要があります。利息を理解する上では「金利」と「利息」の違いを見ておきましょう。
- 金利:カードローンの借入金額に対して発生する利息の割合のこと
- 利息:金利によって計算された借入金額に追加して支払うお金の事
そしてこの金利は「利息制限法」という法律の上限範囲内で各カードローン会社が設定をしています。
- 借入金額が10万円未満:年20%
- 借入金額が10万円以上100万円未満:年18%
- 借入金額が100万円以上:年15%
カードローンの利息を計算する
カードローンで借入をするなら、利息の計算は知っておくと返済期間の計算や総返済額の把握に役立ちます。
fa-check-circle 利息の計算方法
- 借入金額×実質年率(金利)×借入日数÷365(日)※=利息
※うるう年の場合は366日。
例えば、30万円の借入金額で金利が20%適用され、借入日数が40日の場合を計算します。
300,000×20%×40÷365=6,575円
利息は1,753円となり、借入元金80,000とプラスして最終的に返済する金額は81,753円となります。
もし同じ金額80,000を金利15%で40日間借りた場合はどうでしょうか?
300,000×15%×40÷365=4,931円
金利が5%下がっただけでこれだけの違いが出ます。
多くのカードローン会社は「残高スライドリボルビング方式」を採用
先ほど利息計算方法を具体例を交えて紹介しましたが、カードローンの毎月の返済額は一定ではないことが多いです。
それは多くのカードローン会社では「残高スライドリボルビング方式」をとっているからです。
fa-check-circle 残高スライドリボルビング方式とは
借入額を段階に分けて、その段階の中で返済額が一定になる支払い方式のこと。
例として、金利18%で借り入れた場合の最低返済金額を見てみましょう。
借入残高 | 毎月の最低返済額 |
---|---|
1~100,000円 | 4,000円 |
100,001~200,000円 | 8,000円 |
200,001~300,000円 | 12,000円 |
300,001~400,000円 | 13,000円 |
残高スライドリボルビング返済のメリットは、以下の2点が挙げられます。
- 毎月の最低返済額が範囲内で一定なので返済計画が立てやすいこと
- 好きなタイミングで繰り上げ返済も可能
毎月の返済金額が把握しやすいので、借入前に「どれくらいまで借りても無理なく返済できるか」を計算しやすいのがメリットといえます。
しかしいくつかのでデメリットも存在します。
- 返済期間が長引く可能性
- 借りすぎに繋がる可能性
残高スライドリボルビング方式はあくまで「毎月の最低返済金額」を決める方法なので、ずっと最低金額だけを返済しているとなかなか完済できない事もあります。
利息の計算は返済シミュレーションを利用してみよう
詳しい利息をサっと手軽に計算するなら「返済シミュレーション」も積極的に活用してみてください。毎月の返済額や完済までの期間などが瞬時に出るので大変便利です。
返済シミュレーションは、各カードローン会社の公式サイトでも可能なので、利用の前にぜひ計算してみてください。
カードローンの利息に関する注意点と対策法
カードローンを利用する場合、どのカードローン会社で借りるかも重要です。会社選びには以下のポイントを抑えておきましょう。
実際の返済額はシミュレーションと異なる
先ほど紹介した利息の計算方法はあくまで基本的なものです。そのため、実際の返済額はカードローン会社によって違いが生まれます。
なぜなら、借入期間を決める際の最初の日である「起算日」が会社によって違うからです。
利息の計算は「日割り」となっているので、起算日が1日違うだけでも返済額が異なります。
実際に適用されている金利を比較する
カードローン会社の多くでは金利を表示する際に「〇〇%~◇◇%(年率)」と範囲を設定していることが多いです。
そのため、実際に自分が借入を行った際に適用される金利はこの範囲内なので、一番低い金利ばかりという訳ではありません。
カードローンの利息が無料になる方法
カードローン会社はサービスの一環として「無利息期間」を設けているところもあります。無利息で借入できる条件は各カードローン会社ごとに違うので、申し込み前に必ず確認しましょう。
無利息期間を用意する理由
元金だけ返済をされてもカードローン会社の収益には繋がりません。そこで「利息」を元金にプラスされることで初めて収益を得ています。
しかし、無利息期間を設けることによって会社の収益にはつながらないのに、このサービスを設けているとこは少なくありません。
- なぜ無利息期間サービスがあるのでしょうか?
- 無利息期間を受けられる条件は、大抵の場合が「そのカードローン会社を初めて利用する人」となっています。これは新規顧客を獲得することが目的だからです。
無利息期間開始のタイミングが2種類
カードローンの無利息期間が始まるタイミングは「初めて契約をした翌日から」と「初めて借入をした日の翌日から」の2種類があります。
「初めて契約をした翌日から」無利息期間が開始される場合は、申し込みをして契約を結んだ翌日から無利息期間が開始されます。
対して「初めて借入をした翌日から」無利息期間が始まる場合は、実際に借入をした次の日から無利息期間の開始日です。
無利息期間のあるカードローン会社を比較
以下は各カードローン会社の無利息期間に関する比較表です。会社選びの際に役立つのでぜひ活かしてください。
会社名 | サービス内容 | 適用条件 |
---|---|---|
アコム | 初回契約日の翌日から30日間 | 初めてアコムで契約をする人 |
アイフル | 初回契約日の翌日から30日間 | 初めてアイフルで契約をする人 |
プロミス | 初回借入日の翌日から30日間 |
|
レイクALSA | ・初回契約日の翌日から30日間 ・初回契約日の翌日から60日間(WEB限定) ・初回契約日の翌日から180日間(借入額5万円まで) |
初めてレイクALSAで契約をする人 |
無利息期間を活用する上で気を付けること
借入をする場合にはいくつかの条件がありますが、大変便利な無利息期間は、利用する前にいくつかの注意点を把握しておきましょう。
fa-check-circle 無利息期間の注意点
- 借り過ぎる可能性
- 無利息期間内に返済が終わるとサービスも終了
- 箇返済義務は通常の返済日と同じ
- 延滞にはペナルティが発生する
注意点① 借りすぎる可能性
無利息期間内でも、契約時に結んだ利用限度額内であれば追加借入をしても無利息で借入可能です。これが理由で「借り入れたお金だけ返せばいいからいつでも返せる」と思って借りすぎてしまうケースもあります。
多くの会社では無利息期間を「30日=1ヶ月程度」に設定しているところがほとんどです。特に翌月の給料日で完済をするならあまり長い日数とはいえません。
注意点② 無利息期間内に返済が終わるとサービスも終了
無利息期間サービスが利用できる条件として「初めてその会社で契約する人」が挙げられます。
そのため、無利息期間内に返済が完了し会社と契約を解除すると、次回に契約をし場合の借入は通常の金利が適用されます。
注意点③ 返済義務は通常の返済日と同じ
一般的なカードローンの借入と同じように返済日には元金は必ず返済する必要があります。
カードローン会社によって毎月の返済日が決められている「約定日制」を返済方法で採用している場合は、無利息期間内であっても返済日がくることがあります。
注意点④ 延滞にはペナルティが発生する
無利息期間サービスが利用出来ても、「延滞」はしない方が良いです。なぜなら返済期限を1日でも過ぎれば「延滞」となり、「遅延損害金」というペナルティが発生するからです。
遅延損害金は借入残高に対して「上限20%(年率)」で計算される仕組みです。
カードローンの利息を少しでも抑えるには?
利用者の多くが、返済額が少しでも低くなったら良いと考えるのは普通の事です。
総返済額を少しでも抑えるためには利息の存在を無視できません。ここでは利息の発生を削減するポイントやコツを説明していきます。
1スポット返済を積極的に使う
多くのカードローン会社では毎月の返済以外にも返済が出来るシステムがあります。「繰り上げ返済」と呼ばれることもあり、手持ちに余裕がある時に返済日以外にも返済をするのがおすすめ。
返済期間の短縮が利息発生を抑えることに繋がるので、スポット返済を行うことで返済期間が短くなることが総返済額を抑えることに繋がります。
2おまとめローンを使う
もし2社以上の会社で借入をしている場合は『おまとめローン』の利用も検討してみてはいかがでしょうか。
fa-check-circle おまとめローンとは
2社以上の借入先がある場合に、返済先を1つだけにまとめる方法。
おまとめローンは消費者金融であっても「総量規制」の対象外なので、年収の『3分の1』を超えても利用できるのが特徴です。
3借り換えも検討する
カードローン会社は金利を独自のルールで決めています。そのため、現在支払っている利息よりも低い利息で借入出来るところがあれば「借り換え」の検討もよいです。
別の会社に申し込むことになるので、新規申し込みと同様「審査」を受けて通過しなければ借り換えができません。
まとめ
カードローンを賢く利用するには、今回紹介したことを参考にすることをおすすめします。
fa-check-circle カードローンの利息は…
- 無利息期間の利用は借入をする直前がおすすめ
- 返済シミュレーションを活用して返済プランを組み立てる
無理のない返済金額・返済期間をあらかじめ予想しておくことで、カードローンは安全・便利に利用できます。
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