
初めてクレジットカードを作った方の中には
- 「クレジットカードってどう使うの?」
- 「クレジットカードは必要以上に使っちゃいそう」
- 「クレジットカードはどこで使えるの?」
といった疑問や不安を感じる方がいるかもしれません。
ここでは、クレジットカードの基本的な使い方から、引き落としの仕組み・注意点、状況別(レジ、通販など)の使い方なども詳しく説明していきます。
目 次
クレジットカードの使い方
クレジットカードは主に店頭(レジ)で使う方法と、ネット通販で使う方法の2つに分けられます。ここでは、これら2つの方法について詳しく説明していきます。
店頭(レジ)での使い方
レジでクレジットカードを使う場合は以下の流れで行います。
- 会計時、クレジットカードで支払う事を伝える
- 支払い回数を伝える
- サインまたは暗証番号入力で支払い完了
続いて各項目ごとに詳しく説明していきます。
1会計時、クレジットカードで支払う事を伝える
レジでクレジットカード支払いをする場合は、スタッフの方にまずクレジットカードでの支払い意思を伝えます。その場合、クレジットカードの種類によっては使えない事もあるので、確認をしましょう。
多くの店舗ではレジ付近や店頭に各クレジットカード会社のマークが記載されたステッカーなどを表示しています。それを見て、お手持ちのクレジットカードが使えるかがすぐに分かります。
2支払い回数を伝える
クレジットカードでは支払い回数が選べるのが特徴です。支払い回数は「翌月一括払い」「分割払い」「リボ払い」「ボーナス一括払い」等から選べます。
- 翌月一括払い
:1か月分のカード利用料金を翌月に一括で支払う方法 - 分割払い
:カード利用料金を2回以上に分けて支払う方法 - リボ払い
:月々の支払い金額を一定にして料金を支払う方法 - ボーナス一括払い
:夏と冬のボーナス時にカード利用料金を支払う方法。(*高額な買い物で利用されることが多い)
クレジットカードの支払いは「一括払い」が基本です。一括払いであれば手数料もかからないのが特徴です。なお、ボーナス一括払いは対応していないお店もあるので、支払い時にレジで確認をしておくことをおすすめします。
●リボ払いって何?
リボ払いは分割払いに似ていますが、利用金額にかかわらず、毎月の支払代金を決めた上で支払っていく点が異なります。リボ払いには基本的に3つの方式があります。
- 定額方式:利用金額に関係なく、毎月の支払い代金を一定にして支払う方法
- 定率方式:カード利用残高を一定の金額に分けて支払う方法
- 残高スライド方式:所定の支払い残高に応じて毎月の支払い金額が変動(スライド)する支払い方法
支払い方式はクレジットカードによって異なるので、分からない場合は各クレジットカード会社の公式サイトや電話で確認しましょう。
3サインまたは暗証番号入力で支払い完了
支払い回数と支払い方法を選んだら、次はサイン(名前)または暗証番号の入力を求められます。この時に気をつけてほしいのが以下の点です。
- 暗証番号に間違いはないか
- クレジットカードの裏面には「署名」が記入されているか
ネット通販での使い方
ネット通販でクレジットカードを利用する場合も基本的にはレジでの使い方と同じです。以下はネット通販でのクレジットカードの使い方の流れです。
- 商品をカートに入れ、購入手続き画面に移る
- クレジットカード番号・カード名義(アルファベット)・カード有効期限(月/年)・セキュリティコードを入力
- 支払い回数を選択
- 購入金額・支払い方法などを確認し購入完了を承認
以下はレジとの支払い方法の違いを解説していきます。
カード情報は自分で入力
ネット通販を利用する場合は、購入画面で「クレジットカード番号」「カード名義」「カード有効期限」「セキュリティコード」などを自分で入力しなければならないのがレジでの支払い方法と異なる点です。
- クレジットカード番号:ガードの表面に記載されている16桁の数字
- カード名義は:クレジットカード番号の下にある半角ローマ字
- 有効期限:月/年の順番で入力
- セキュリティコード:カード裏面または表面に記載されている3または4桁の数字
なおセキュリティコードはクレジットカードの種類によって異なります。代表的なカードブランドの表示面・桁数をまとめましたので参考にしてください。
クレジットカードブランド | 表示面 | 桁数 |
VISA(ビザ) | 裏面 | 3桁 |
JCB(ジェーシービー) | 裏面 | 3桁 |
MasterCard(マスターカード) | 裏面 | 3桁 |
American Express(アメリカン・エキスプレス) | 表面 | 4桁 |
Diners Club(ダイナースクラブ) | 裏面 | 3桁 |
クレジットカードの裏面に記載されている場合は「署名欄のカード番号の後ろ」、表面に記載されている場合は「カード番号の右上」となっています。
購入完了メールなどは必ず保存
レジでは商品を購入後レシートが手渡されますが、ネット通販ではレシートが存在しません。
インターネット上で領収証が発行されない場合、決済が完了した後に表示される「商品購入完了画面」や「購入完了メール」等がレシート代わりになるので、必ず保存しておきましょう。
クレジットカードの引き落としの仕組み
クレジットカードの決済が完了すると、後日クレジットカードの利用代金の明細(郵送またはWeb・メール)が届きます。その際に確認・注意する点は以下の通りです。
- 買い物時に受け取った伝票と明細書の内容が一致しているか
- 口座振替日と引き落とし口座への入金
クレジットカードの支払いは基本的に口座引き落としです。平日に口座振替日となっている場合は、給料が振り込まれる口座などを引き落とし口座にしておくと残高不足のリスクが減らせます。
料金明細に記載されている金額が、クレジットカード会社の定める支払日に、口座から自動的に引き落とされます。支払い期日までに1円でも不足していた場合は「口座残高不足」として引き落としできません。
クレジットカードの暗証番号ってなに?
クレジットカードの暗証番号とは、クレジットカードを利用する人がカードの所有者・契約者であることを証明するために必要なものです。
クレジットカードを利用する場合にはほぼ必ず暗証番号の入力が求められるので、忘れずにしましょう。
クレジットカードの暗証番号を忘れてしまった時
もしクレジットカードの暗証番号を忘れてしまった場合は以下の方法で対応可能です。
- クレジットカード会社に連絡をする
- 郵送など書面で確認をする
暗証番号の確認方法
暗証番号の変更方法
クレジットカードの暗証番号はセキュリティ上の観点から定期的に変更することがおすすめです。以下は暗証番号の変更方法です。
- カード会社に申請する
- 公式サイトで変更する
- ATM・窓口で変更する
1カード会社に申請する
ICチップが搭載されているクレジットカードの場合は、暗証番号を変更する際にカード自体を再発行しなければなりません。
カード再発行の手続きは、Web・電話・郵送で可能です。申請後は1~2週間程度で新しい暗証番号が使えるカードが届きます。
2公式サイトで変更する
クレジットカードにICチップが搭載されていない場合は、Web上で暗証番号の変更手続きができることもあります。変更の際には、各クレジットカード会社の公式サイトにアクセスをしてそれぞれの指示に従って進めます。
なお、Web上で変更した新しい暗証番号はすぐに使えるかはカード会社ごとに異なります。変更時にいつから新しい暗証番号が使えるかの確認を忘れずに!
3ATM・窓口で変更する
各クレジットカード会社が提携しているATMでも暗証番号の変更手続きが可能なことがあります。変更したいカードを挿入して、画面指示に従って進めましょう。変更の際には現在の暗証番号の入力が求められます。
ATMで変更する場合は、その場で暗証番号の再設定が行われるので手数料もかからず便利です。銀行系のクレジットカードの場合はATMだけでなく銀行の窓口でも変更可能です。
運転免許証や健康保険証といった身分証明書と印鑑が必要のケースが多いので、事前に確認・準備をしましょう。
クレジットカードのメリット
クレジットカードは、ショッピングや食事・サービス利用など色々なシーンで活躍します。ここではクレジットカードのメリットを紹介していきます。
- 利用するたびにポイントが貯まるものがある
- 支払いが楽でスピーディー
- 魅力的なサービスが豊富
- お金の管理が簡単
1利用するたびにポイントがたまる
クレジットカードによっては、利用するとポイントがたまるのがメリットです。ポイントの還元率などは各クレジットカード会社によって異なります。集めたポイントはマイルやギフト券に交換したり、公共料金の支払い等に利用できることも。
2支払いが楽でスピーディー
レジで会計時に財布からお金を出しておつりを受け取るよりも、クレジットカードで支払えばそういった手間が一切必要ありません。
レジで使用する場合は決済端末にカードを差し込む・スライドさせるだけで支払い完了なのでとても便利です。
3魅力的なサービスが豊富
クレジットカードには「付帯サービス」というものがたくさんあります。サービスの種類はクレジットカード会社によって異なります。
飲食店や宿泊施設をカード会員価格で利用できたり、コンシェルジュサービスを用意しているクレジットカードもあります。
4お金の管理が簡単
クレジットカードを使えばお金の管理が簡単になります。明細書が毎月届くので、それをまとめておくだけでも家計簿の代わりになります。明細書を見ることで出費を一覧で把握できるので、無駄遣いを防ぐことにも繋がります。
クレジットカードの「海外旅行保険」はとても便利・安心
海外旅行保険とは、海外旅行中に起きたトラブル費用を負担してくれる保険サービスのことです。
クレジットカード付帯型の海外旅行保険の補償内容の例として、次のものが挙げられます。
- 傷害死亡
- 賠償責任
- 後遺障害
- 傷害治療費用(怪我をした場合に適用)
- 疾病治療費用(病気・体調不良に適用)
- 救援者費用
- 携行品損害
ポイント①自動付帯か利用付帯かのチェック
海外旅行保険が適用されるには「自動付帯」か「利用付帯」かの違いがあります。
自動付帯 | クレジットカードを持っているだけで保険が適用される |
利用付帯 | クレジットカードを利用した時に保険が適用される |
上の条件はあくまで大きく区分したケースなので、適用される条件はクレジットカード会社によって異なります。
ポイント②補償内容と保険金額をチェック
海外旅行先で起きやすいトラブルが怪我や病気などで医療機関を受診するケースです。そのため、海外旅行保険で重視したい項目は「傷害治療費用」と「疾病治療費用」です。
補償内容によって保険金額の上限が異なるので、重視したい補償内容と補償金額を確認してクレジットカード会社を選ぶのもおすすめです。
まとめ
クレジットカードの使い方について解説してきました。
fa-check-circle クレジットカードの使い方まとめ
- ショッピング・公共料金の支払いなど多岐にわたって使える
- 会計がスピーディーにできる
- 明細書が届くので収支の管理がしやすい
いくら使ったかを把握しやすいので、計画的に利用できて使いすぎも防げます。また、スーパーやセブンイレブンなどのコンビニ、ネットなど使える場所は多岐にわたります。
海外旅行保険が付帯していれば、さらに活用シーンが広がります!まだクレジットカードを持った事がない方は、今回の記事を参考にぜひ検討してみてください。