生命保険の種類や特徴を3つのリスク別に徹底解説します!

「生命保険って種類が多すぎるので、どんな保険を選ぶべきなのか迷ってしまう」「今加入している保険が本当に自分に見合っているのか判断できない」

このようなことで悩んでいませんか? 

生命保険は日常生活におけるさまざまなリスクに備えるものですが、その保険がどんなリスクへの備えでどういう保障なのか、保険の特徴を理解していないと選ぶことができません

そこで今回は生命保険の種類と特徴についてわかりやすく解説します。

この記事を読めば、生命保険の各商品の内容自分がどんな保険に入ったらよいか分かるようになります。
ぜひ最後まで読んでみてください。

生命保険とは

生命保険とは

生命保険とは、自身の「死亡」や「ケガ・病気」などのリスクに対して、自分や家族が経済的に困らないように備えておくための仕組みの1つです。

経済的に困らないようにということであれば貯蓄という手段もありますが、個人の貯蓄だけで万が一に備えるには限界があります。

また、日本は国民皆年金・皆保険制度となっており、遺族年金や健康保険などの公的保障制度がありますが、とても十分な保障とは言えません。

[frame-memo text=”生命保険はたくさんの人が保険料を公平に出し合うことで、万一の時に大きな保険金や十分な給付金(以後:保険金等)を受け取ることができるものです。”]

そのため、多くの人が「自助努力」として生命保険に加入しているのです。 

なお、この記事における「生命保険」とは、死亡保険だけではなく、医療やがん保険、年金や学資保険などの各生命保険会社で個人向けに販売されている商品全般のこととします。

生命保険で備える「4つのリスク」とは?

生命保険で備える「4つのリスク」とは?

日常生活の中には様々なリスクが潜んでいますが、人生設計を大きく変えてしまうものが4つあります。

「死亡のリスク」、「重い病気や収入減少のリスク」「医療費のリスク」「将来の必要資金へのリスク」です。

死亡のリスク

死亡のリスクとは、ご自身が死亡したときにのこされたご家族の生活費やお子様の教育費用などに大きな備えが必要になることです 

一家の大黒柱が亡くなることで、ご家族のライフプランが大きく変化してしまうという非常に深刻な問題につながります。

重い病気や収入減少のリスク

重い病気や収入減少のリスクとは、がんや脳卒中などの病気に罹患したり、病気やケガが原因で身体障がいや要介護状態になったりすることで、収入が減少することです。

注意!
重い病気への治療費が必要だったり、収入減により居住環境や生活スタイルの大幅変更を余儀なくされたりする可能性もあります。

医療費のリスク

医療費のリスクとは、ケガや病気による入院・手術費用などで多額のお金が必要になることです。

入院が長引くことにより予定外の出費がかさみ、貯蓄が底を尽きてしまうということも起こりえます。

将来の必要資金へのリスク

将来の必要資金へのリスクとは、子供の教育費用や老後の生活資金などが不足してしまうことです。

とりわけ、「人生100年時代」と言われるようになった現在、長生きすることで生活資金が枯渇するという新たなリスクが発生しています。

これらの4つのリスクに対する備えとして、生命保険が大いに役に立つのです。

【リスク別】生命保険の種類と特徴を解説

【リスク別】生命保険の種類と特徴を解説

生命保険は人生を大きく揺るがす4つリスクに対して備えるものです。

[frame-memo text=”経済的に困らないようにリスクに備えるという目的は同じでも、リスクによって必要となる金額や保険金等が支払対象となる原因(支払事由)は異なります。”]

ここでは4つのリスクごとに適切な保険の種類と特徴について解説します。 

「死亡のリスク」に備える生命保険の種類と特徴

死亡リスクに備える保険は、のこされた家族が今までと同様な生活ができることを目的としたものであり比較的「大きな保障額」で加入する保険になります。

定期保険

定期保険とは、「今からお子様が大学を卒業するまでの20年間」など、一定の期間の「死亡」に備える保険です。

[frame-memo text=”いわゆる「掛け捨て」と呼ばれる保険ですが、割安な保険料で必要な期間だけ大きい死亡保障を確保できるので、予算やライフステージに合わせて自在に設計できるのが特徴です。”]

終身保険

終身保険とは、加入後終身にわたって「死亡」に備える保険です。

加入後の経過年月数が長くなれば解約払戻金と呼ばれる貯まり部分も増えていくので、「死亡」だけでなく「資産形成」も兼ねているという特徴があります。

定期保険と比べると保険料は大幅に高くなりますが、いつかは必ず保険金支払事由(死亡)が発生するので、無駄のない保険になります。

 

また、保険会社によっては保険料払込期間終了後に保障の全部または一部を年金で受け取ることができ、老後のライフプランの変更にも備える事ができます

定期保険特約付き終身保険

定期保険と終身保険を組み合わせた保険です。

終身にわたる保障を一定額確保しながら、家族構成やライフプランに応じて必要な期間だけ保障を厚くするなど、自在にカスタマイズできるのが特徴です。

「重い病気や収入減少のリスク」に備える生命保険

「重い病気や収入減少のリスク」に備える生命保険

重い病気や収入減少のリスクに備える保険は、当面の治療費や働けなくなることで収入が減るというリスクに備えるためのものです。

ご自身の治療費のせいでご家族が経済的負担を強いられるリスクや、治療費や収入減少によりご自身の生活が困窮するリスクをカバーします。

三大疾病保障保険

三大疾病保障保険とは、三大疾病(がん・脳卒中・心筋梗塞)死亡の両方に備えることができる保険です。

[frame-memo text=”「生前給付型」の保険と言われており、死亡だけでなく、三大疾病に罹患した際に一定の条件を満たせば治療費などとして「生前」でも保険金等が支払われるという特徴があります。”]

ただし、三大疾病保険金を受け取った場合、その時点で保障は消滅します。

介護保障保険

介護保障保険とは、公的介護保険では不足する部分を補う形で、将来要介護状態になることで発生する費用と死亡の両方に備えることができる保険です。 

所定の要介護状態になった場合に介護保険金を一時金や年金で受け取ることができるという特徴があります。

注意!
公的保険(「要介護2」以上など)に連動して支払われるものと、保険会社独自の基準で支払われるものがあるので、加入時には注意が必要です。 

三大疾病保険同様に、介護保険金を受け取った場合はその時点で保障は消滅します。

なお、厚生労働省の調査結果では介護の原因の第一位が認知症となっています。

このことから、認知症に特化した保険も販売されるなど、介護保険も時代のニーズに合わせて多様化しています。

就業不能保険

就業不能保険とは、ケガや病気による長期の入院や自宅療養により働けなくなった場合の収入減少に備えるための保険です。

就業不能と認定された場合、毎月定期的に契約時に定めた保険金を受け取ることができるため、収入が減少しても生活費や治療費の心配がありません。

[frame-memo text=”なお、就業不能保険はご自身の収入減少に備える保険であり、死亡保障はありません。”]

厚生労働省の調査結果では、最近はうつ病を筆頭とした「精神疾患」にかかる人が大幅に増加しているとのことです。

このような時代の流れを踏まえ、「精神疾患」による長期欠勤でも保険金等をお支払いする保険も登場しています。

「医療費のリスク」に備える生命保険の種類と特徴

「医療費のリスク」に備える生命保険の種類と特徴

医療費のリスクに対する生命保険は、病気やケガによる入院や手術などの出費に備えるための保険です。

死亡保障がなく(あったとしてもごくわずか)、あくまで入院の治療費などとして自分が受け取る保険いうことが特徴です。

医療保険

医療保険は病気やケガにより入院・手術をした場合に保険金等を受け取ることができるものです。

入院の場合は入院日数分、手術の場合は1回につき所定の保険金等を受け取ることができるタイプがほとんどです。

[frame-memo text=”最近は入院の短期化を踏まえ、日帰り入院(入院1日目から)でもまとまった金額を受け取ることができるタイプの保険も販売されています。”]

がん保険

がん保険は、がんと診断された時点でまとまった診断一時金が給付され、がんを原因とする入院や手術時にもそれぞれ保険金等を受け取ることができる保険です。

また、先進医療や通院での抗がん剤治療など、がんの治療内容に応じてさまざまな保険金等を受け取ることができるがんの治療に特化した保険です。

「将来の必要資金へのリスク」に備える生命保険の種類と特徴

「将来の必要資金へのリスク」に備える生命保険の種類と特徴

将来の必要資金へのリスクに備える保険は、ご自身の老後の生活やお子様の教育資金が不足しないように計画的に備えるための貯蓄性の高い保険です。

[frame-memo text=”貯蓄とは異なり、死亡保障があったり、死亡時にお子様の育英年金が支給されたり、保険ならではの機能を有しているのが特徴です。”]

とりわけ「人生100年時代」と言われる現在は、従来の死亡に対する備えではなく、長生きより生活資金が不足するというリスクが深刻になっており、ニーズが高まっています。

養老保険

養老保険とは、一定期間死亡に備えながら資産形成ができる生命保険です。

保険期間中は死亡保障があり、満期時に生存していた場合は死亡保険金と同額の満期保険金が受け取れるという特徴があります。

加入時に満期の時期を設定できるので、養老保険を活用すればライフプランの中で決まっている資金使途について死亡保障を兼ねた計画的な準備ができます

注意!
ただし、大きな死亡保障に備えるためには高い保険料を払うことになるので、死亡保障をメインとした目的で選ぶのはおすすめできません。 

個人年金保険

老後の生活資金など、将来自分に必要な資金を計画的に準備することができる保険です。

60歳など契約時に定めた年齢から年金が支払われますが、年金支給期間や要件により以下の3タイプがあります。

 個人年金保険の種類
  • 確定年金
  • 有期年金
  • 終身年金
確定年金

ご自身の生存有無に関わらず、定められた期間は毎年年金が支払われるもので、ご自身が死亡した場合は設定した年金受取人が受け取ることができます

有期年金

決まった期間だけ、終身年金は終身にわたって年金が支払われますが、ご自身が死亡した時点で年金の支給が終了するので注意が必要です。

学資保険

学資保険はお子様の大学費用など将来必要となる教育資金を計画的に準備するための保険です。

[frame-memo text=”保険期間中に契約者が死亡した場合は以降の保険料が免除になるものが多く、貯蓄だけでなく保険としても機能しているのが特徴です。”]

加入時期やお子様の年齢によって保険金支払のタイミングが変わるため、「入学前」に保険金を受け取り、入学金の支払にも備えられるような保険期間にするのが一般的です。

数ある種類から最適な保険を選ぶ4つのプロセス

数ある種類から最適な保険を選ぶ4つのプロセス

生命保険は人生における「4つの大きなリスク」に備えるものですが、資産や収入、家族構成や持ち家かどうかなどの個々人の環境によって備えるリスクへの優先順位が異なります

そのため、ショップや販売員などが勧める保険に加入するのではなく、まずはご自身の環境を踏まえて最低限「どの種類に加入すべきか」をご自身で決めておくことが大切です。

生命保険を選ぶ4つのプロセス

生命保険は数多くの種類があり、どの保険に加入したらよいのか悩むという人が多いのではないでしょうか。

しかしながら、これから紹介する4つのプロセスに沿って選べば、どの種類の保険に入ったらよいか悩むことは少なくなります。

 生命保険を選ぶ4つのプロセス
  • リスクの特定
  • 保険種類の決定
  • 商品の比較
  • 必要保障額や保険料の調整

この順番で保険を絞っていくことがポイントです。

 

リスクの特定

最初にすることは、これまで解説してきた「4つのリスク」からご自身がどのリスクに備える必要があるかを特定することです。

保険種類の決定

次に、一定期間だけの保障(定期保険)でいいのか、保障が一生涯続くほうがいいのか(終身保険)など、どんな種類の保険でそのリスクに備えるかを考えます。

商品の比較

ご自身が備えるべきリスクを特定し加入すべき保険種類が決まったら、各保険会社が販売している商品を比較します。

会社によってさまざまな特徴があるので、各社の特徴をじっくりと比較して加入する商品(保険会社)を決めます。

各商品の特徴はご自身がネットで調べて比較してもよいですし、ショップに相談してもよいでしょう。

保険ショップに相談するのは、少なくともここまでのプロセスを終えてからにするというのが後悔のない保険選びのコツです。

必要保障額や保険料の調整

加入したい商品が決まったら、必要となる保障額や支払う保険料を調整します。

[frame-memo text=”保障額は大きければ大きいほど安心なのは当然ですが、保険料が高くなるので無理なく支払えるよう「保険料」をベースに保障額を調整するとよいでしょう。”]

このような4つのリスクと4つのプロセスの「4-4の原則」を踏まえて保険を選ぶことで、自分に本当に必要な保険を納得がいく形で決めることができます。

まとめ

人生には「死亡のリスク」、「重い病気や収入減少のリスク」「医療費のリスク」「将来の必要資金へのリスク」という4つの大きなリスクがあります。

生命保険の種類は多いですが、初めに4つのリスクのどれに備えるべきかを決めることで、加入すべき保険を選ぶことは難しくはありません。

ショップや販売員が勧めるままに生命保険に加入するのではなく、4つのリスクと4つのプロセスを踏まえて、まずはご自身の意思で加入すべき保険を絞ることが大切です。

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