過払い金請求相談におすすめ弁護士・司法書士事務所!デメリット・費用も
過払い金の返還請求の相談をどこにしたらいいか分からない…という方もいるでしょう。過払い金の相談先は選択肢が複数あるので、自分に合った場所で相談するのがおすすめです。
そこで今回は、過払い金相談、過払い金返還請求に強いおすすめの弁護士・司法書士事務所を紹介。合わせて信頼できる事務所の選び方、デメリットや費用などについて詳しく解説します。
- 過払い金は専門家に相談するのがおすすめ
- 過払い金おすすめの相談先は弁護士・司法書士事務所
→相談から解決までずっとサポート - 過払い金は時効があるので早めの相談がおすすめ
過払い金を請求しようか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
過払い金おすすめの相談先は?
過払い金で悩んでいるけれど、どこに相談するのが一番良いのか悩んでいるという方は多いでしょう。
ここでは、おすすめの相談先について4つご紹介していきますので、参考にしてみてください。
- 弁護士・司法書士事務所
- 消費生活センター
- 市役所などの無料相談窓口
- 法テラス
弁護士・司法書士事務所
過払い金の相談をした流れで過払い金請求までお願いしたいなら、弁護士・司法書士事務所をおすすめします。理由は相談から解決までトータルサポートしてくれるからです。
基本的に相談料は無料のため、実際に弁護士・司法書士事務所へ足を運んで相談したり、電話やメールにて相談することができます。
専門家に依頼すると、そもそも過払い金が発生しているのか、またいくらくらい過払い金を取り戻せるのかを具体的な金額を用いて回答してくれます。
他の相談先と大きく異なる点はありませんが、過払い金請求の依頼を実際にすることが可能です。
過払い金請求を視野に入れた相談をしたいなら、弁護士・司法書士事務所がおすすめでしょう。
また、弁護士・司法書士事務所は相談の連絡先や時間帯などを細かく決められるため、周りに借金をしていることがバレにくいです。
郵送物が自宅に届くことや裁判所から電話がかかってくることがないため、安心して過払い金請求の依頼ができるでしょう。
受付時間 | 各事務所によるが日中は受け付けてくれる |
---|---|
料金 | 各事務所による |
相談できること | 債務整理、立ち退き料交渉、離婚問題など |
問い合わせ先 | 各事務所の相談窓口 |
消費生活センター
消費生活センターでは過払い金の相談に加えて、借金や架空請求といった身近なトラブルを解決してくれる行政サービスです。
消費生活センターへ直接足を運ぶのではなく、消費者ホットラインから連絡することで最寄りの案内所を紹介してもらえます。
相談内容は守秘義務によって守られているため、周りの人にバレることはありませんので安心してください。
基本的には消費生活センターの相談員が対応してくれますが、相談内容によっては弁護士や司法書士などの専門家を紹介してもらえます。
相談は無料ですが、通話料金はかかってしまうのでご注意ください。
受付時間 | 平日:9時~17時 |
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料金 | 相談は無料 |
相談できること | 消費生活に関すること全般 |
問い合わせ先 | 消費者ホットライン |
市役所などの無料相談窓口
市役所では過払い金や借金に関する問題に対して、無料で相談できる窓口を用意していることもあります。
無用相談を受けられる条件として、その自治体に住んでいることや在勤しているなどがあるため、確認しておくと良いです。
自治体と提携している弁護士・司法書士事務所があれば、相談内容を加味したうえで紹介してもらえます。
また、定期的に弁護士や司法書士に対面で相談できる相談会を実施しているなど、利用のしやすさがメリットといえます。
相談時間は30分と決められていることもあるので、相談内容をあらかじめ整理しておきましょう。
受付時間 | 各市役所による |
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料金 | 相談を無料で受け付けくれることもある |
相談できること | 過払い金、借金に関する問題 |
問い合わせ先 | 市役所の窓口 |
法テラス
法テラスとは日本司法支援センターが運営している、過払い金を含む法律問題に対応している総合案内所です。
相談内容に基づいて法律などに詳しい専門の担当が説明をしてくれるため、知識が無くてもしっかりと対応してくれます。
一般的な弁護士・司法書士事務所に過払い金請求の依頼をすると、着手金や成功報酬などを支払わなければいけません。
しかし、法テラスを介して過払い金の請求を行うと少ない費用で受けてもらえるため、直接申し込むより安価になる可能性が高いです。
着手金は1万円ほど減り、成功報酬は5%ほど少なくなる傾向があります。
また、収入が少ない方を対象とした民事法律扶助制度では、弁護士・司法書士事務所に依頼した時の費用を立て替えてくれます。
以下条件に当てはまるなら民事法律扶助制度を積極的に活用しましょう。
- 収入と資産が資力基準以下
- 勝訴の見込みがない可能性がある
- 民事法律扶助の趣旨に適する
受付時間 | 平日:9時~21時、土曜:9時~17時 |
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料金 | 弁護士・司法書士事務所による |
相談できること | 債務整理、相続問題、離婚問題など |
問い合わせ先 | 法テラス公式HP |
過払い金相談におすすめ弁護士・司法書士事務所5選
過払い金の相談はもちろん、過払い金を返還請求するのに、当サイトが特におすすめする弁護士・司法書士事務所は、次の3社です。
それぞれの事務所の特徴や費用、おすすめする理由についてはここから詳しく紹介していきます。
司法書士法人はたの法務事務所
- 回収した過払い金は、総額50億円を突破
- 満足度95.2%!依頼者からの信頼を裏付ける数字
- 女性スタッフ対応の専用窓口あり
- 相談料、基本報酬は無料!
- ネットでの相談受付24時間対応
東京と大阪に事務所のある、司法書士法人はたの法務事務所は、過払い金請求の実績が豊富で安心して依頼できます。
これまでに回収した過払い金は、総額50億円を突破。債権者に対して妥協しない姿勢を大切にしているため、多くの依頼者から信頼を寄せています。
また相談料や基本報酬は無料で、分割払いも可能であるなど、費用面も十分に配慮されている点も強みです。
全国各地、出張面談に対応しているので、近くに事務所のない方も、一度相談してみてください。ネットの無料相談受付は、24時間対応しています。
女性のスタッフが対応してくれる、女性専用の窓口もあります。
過払い金請求にかかる費用
司法書士法人はたの法務事務所での過払い金請求は、相談料や基本報酬は無料です。
相談料 | 無料 |
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基本報酬 | 無料 |
過払い報酬 | 過払い金額の22%(税込) 10万円以下の場合は14%(税込) ※別途11,000円(税込)の計算費用が発生 |
経費 | 別途発生 |
所在地 | 〒167-0051 東京都杉並区荻窪5-16-12 荻窪NKビル5階・6階(東京本店) |
対応 業務 | 債務整理、過払い金請求、相続・贈与関連、不動産・商業登記業務など |
弁護士法人サンク総合法律事務所
- 電話やオンラインで相談可能
- 相談件数は月600件以上!
- 過払い金調査は無料で依頼できる!
- 女性弁護士が在籍
- 過払い金請求の着手金無料、分割払いにも対応
弁護士法人サンク総合法律事務所は、過払い金の無料診断が可能です。着手金は無料、依頼費用の分割払いもできます。
24時間365日対応しているので、「過払い金があるかも…」と気になったときに、いつでも予約可能です。
事務所は東京にありますが、オンラインや電話での相談にも対応しており、電話料も無料なので、遠方の方や事務所まで足を運ぶのが難しい方にもおすすめの法律事務所です。
女性弁護士が在籍しているので、「同性の弁護士に相談したい」という女性の方は、ぜひ一度問い合わせてみてください。
プライバシーも十分守ってもらえるので、「家族に内緒で過払い金があるか調べたい」という方にも向いています。
過払い金請求にかかる費用
弁護士法人サンク総合法律事務所で完済過払い金の請求を行う場合、着手金は無料です。
着手金 | 0円 |
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報酬金 | 債権者1件につき22,000円(税込)~ |
過払い報酬 | 過払い金回収額の22%(税込) ※訴訟による場合は過払い金回収額の27.5%(税込) |
経費 | 要問合せ |
所在地 | 〒104-0032 東京都中央区八丁堀4-2-2 UUR京橋イーストビル2階 |
対応 業務 | 債務整理、貸金問題、離婚・相続・遺言、民事事件一般、不動産取引、刑事事件など |
ベリーベスト法律事務所
- 過払い金請求費用は後払い可能
- 債務整理の相談件数は10年間で36万件突破※1
- 好きな場所を選んで相談できる
- 郵送物は白い封筒など、プライバシーも守られる
- 電話やメールでの受付は24時間365日対応
ベリーベスト法律事務所は、約350名の弁護士が在籍する法律事務所です。全国72ヶ所※に拠点があるため、自宅や職場周辺に事務所を見つけられる可能性は高いといえます。
※2023年10月現在
もしも近くに事務所が無い場合は、希望する場所を選択することも可能です。
ただし実際に過払い金が生じた場合には、任意整理と同様の費用が発生します。詳しくは、相談時に問い合わせてみましょう。
お金に関する相談は、累計36万件を突破※1。またこれまでに回収した過払い金は、累計1,067億円を超えています。※2
※1 ※2 集計期間 2011年2月~2022年12月末
事務所の規模も大きいため、豊富な実績やノウハウを持ち合わせており、安心してお任せできるでしょう。
過払い金請求にかかる費用
ベリーベスト法律事務所での過払い金調査は無料です。もしも過払い金請求を行った場合には、費用は任意整理に準じます。※1
過払い金調査 | 無料 |
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手数料 | 0円〜※2 |
解決報酬金 | 22,000円(税込)/1件〜 |
成功報酬 | 取り戻した過払い金の22%(税込) ※裁判ありの場合:27.5%(税込) |
事務手数料 | 4万4,000円(税込)/1案件※3 |
※1 費用が発生した時点で税法の改正により消費税の税率が変わっていた場合、 税法改正後の税率の消費税がかかることとなります。
※2負債額に応じます。手数料が0円になるのは負債額が10万円未満の場合です。時効援用が成立した場合、手数料の上限は55,000円(税込)となります。
※3金額は状況によって異なります。
所在地 | 〒106-0032 東京都港区六本木1丁目8−7 MFPR六本木麻布台ビル 11階 |
対応 業務 | 債務整理、ネットトラブル、離婚相談、相続問題など |
出典:ベリーベスト法律事務所
東京ロータス法律事務所
- 相談料だけでなく、着手金や報酬金も無料
- 費用の分割を相談できる
- 受任件数7,000人を突破!
- 土日の面談も可能なので忙しい方におすすめ
- 電話やメールでの問い合わせも無料
東京ロータス法律事務所は、過払い金請求をはじめ、債務整理の相談に乗ってもらえる法律事務所です。
相談料は無料で、費用の分割も可能。「過払い金請求ができるか知りたい」「そもそも過払い金について教えてほしい」といった内容でも気軽に相談できます。
これまでの受任件数は7,000人を超えており、豊富な実績やノウハウがあることが証明されているため、安心して任せられるでしょう。
問い合わせは電話だけでなく、メールでも可能。携帯電話からかけた場合にも、通話料は発生しません。
過払い金請求にかかる費用
東京ロータス法律事務所で過払い金請求を依頼する場合、着手金や報酬金は発生しません。
着手金 | 無料 |
---|---|
報酬金 | 無料 |
過払い報酬 | 回収額の22%(税込) ※訴訟の場合は回収額の27.5%(税込) |
経費 | 訴訟費用、出廷日当 |
所在地 | 〒110-0005 東京都台東区東上野1丁目13番2号成田第二ビル2階 |
対応 業務 | 債務整理、借金問題、離婚相談、相続問題、不動産トラブル、刑事事件など |
出典:東京ロータス法律事務所
弁護士法人ひばり法律事務所
- 女性弁護士が在籍しているので相談しやすい
- 在籍弁護士は25年以上の経験やノウハウを持っている
- 相談料、着手金、報酬金無料!
- 無料相談は24時間受付中
- 周りにバレないような配慮も
弁護士法人ひばり法律事務所は、25年以上の経験を持つ弁護士が在籍しています。
そのため持ち合わせているノウハウを元に、過払い金請求を始めとする、お金に関するトラブルや悩みを最善の方法で解決してくれるでしょう。
女性弁護士が在籍しているので、「同性に相談したい悩みがある」「男性だと家庭のお金の悩みを話しにくい」といった方にもおすすめします。
そのほか、家族にバレずに借金の過払い金があるか調べたいという方にも配慮してくれる点も、大きな魅力です。
郵送物には事務所名を記載しない、局留め指定といった方法で対応しています。
過払い金請求にかかる費用
弁護士法人ひばり法律事務所で過払い金請求を依頼する場合、着手金や報酬金は無料です。
着手金 | 0円 |
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報酬金 | 0円 |
過払い報酬 | 回収金の22%(税込) ※訴訟上の返還請求だと27.5%(税込)+実費 |
経費 | 要問合せ |
所在地 | 〒130-0022 東京都墨田区江東橋4丁目22-4 第一東永ビル6階 |
対応 業務 | 債務整理、ネットトラブル、離婚相談、相続問題など |
過払い金の相談を弁護士・司法書士にするメリット
過払い金の返還請求は、複雑な手続きが必要な上に貸金業者との交渉も必要になるため、弁護士や司法書士に相談・依頼するのがおすすめです。
ここでは専門家にお任せした方が良い理由を4つ紹介していきますので、参考にしてみてください。
複雑な計算や手続きを任せられる
督促や返済を一時的に止められる
相談料0円の事務所もある
依頼したあと裁判になっても対応可能
①複雑な計算や手続きを任せられる
過払い金を算出するためには、正しく引き直し計算をする必要があります。複雑な引き直し計算は信頼できる弁護士・司法書士等のプロに任せる方が安心でしょう。
また、貸金業者との交渉についても、豊富な知識を持つ弁護士・司法書士がすべて担当し、依頼者の希望を優先して交渉を進めてくれます。
②督促や返済を一時的に止められる
弁護士等に依頼すると、貸金業者に対して受任通知を送ります。受任通知を受け取った貸金業者は取り立て行為をすることができなくなり、返済も一時的にストップします。
まだ借金が残っている状態で過払い金請求手続きを進めるのが心配な人も、一時的に督促や返済が止まることで負担が軽減されるというメリットがあります。
③相談料0円の事務所もある
過払い金について専門家に聞きたいことがあったとしても「いきなりお金がかかるのでは?」と費用面が心配な人もいるはずです。
しかし「相談だけなら無料」という事務所も多いため、まずは無料で相談ができる弁護士等で話を聞いてもらい、自分の状況を確認してみましょう。
④依頼したあと裁判になっても対応可能
貸金業者との交渉が上手くいかなかった場合、裁判に発展する場合もあります。
裁判となると弁護士の助けが必須となるため、過払い金請求で最終的には裁判まで考えている場合でもサポートしてもらえます。
裁判となった場合は費用も高くなるケースが多いため、事前に費用面をよく相談しておきましょう。
過払い金請求におすすめな弁護士・司法書士事務所の選び方
どこの弁護士・司法書士事務所でも過払い金の相談を受け付けているわけではありません。ここからは、過払い金請求が得意な事務所を探すための5つのポイントを確認していきましょう。
- 過払い金請求の実績が豊富か
返還請求の費用が明確か
弁護士や司法書士と直接相談できるか
過払い金の相談や調査が無料でできるか
口コミ・評判は悪すぎないか
その他…もしも悪徳な弁護士・司法書士に相談してしまったら?
過払い金請求の実績が豊富か
数ある弁護士・司法書士事務所の中で、まずは過払い金請求の実績が豊富な事務所を探しましょう。中には「離婚に強い」「相続が得意」といった他の分野が得意な事務所もあります。
公式ホームページを見れば、その事務所が何を得意としているのかがある程度分かりますので、色々な事務所を見て比較してみましょう。
返還請求の費用が明確か
依頼する時に悩むのが、やはり費用面ではないでしょうか。しかし、報酬金等の料金設定は一見すると分かりにくい場合が多いです。
相談に行った時に、費用面を分かりやすく明確に説明してくれる事務所の方が信頼できます。
契約後に想定外の出費があって困るといったことがないように、費用についてわからない部分があったら納得いくまで質問をするようにしておきましょう。
弁護士や司法書士と直接相談できるか
「気になる事務所が見つかったので実際に訪問してみたら、弁護士等の本人ではなく事務職員としか会えなかった」というケースもあるようです。
事務職員の対応だけでは依頼するかどうかを判断できませんので、相談時に必ず弁護士や司法書士本人と話ができる事務所を選びましょう。
また、行く度に違う弁護士が対応するような事務所もあまりおすすめできません。
明確に自分の担当弁護士を決めてくれる事務所を選ぶのが、おすすめですよ。
過払い金の相談や調査が無料でできるか
弁護士や司法書士に相談すると、30分単位でお金がかかるといった事務所も珍しくありません。しかし、事務所によっては「無料相談」を掲げている所もあります。
費用面で不安がある場合は、相談や着手金などが無料の法律事務所を選ぶのがおすすめです。事務所に出向かずWebで相談できる事務所もあるので、探してみてください!
「契約するまでは何度でも無料相談可能」という事務所もありますので、色々な事務所の無料相談を上手く利用して信頼できる事務所に依頼しましょう。
口コミ・評判は悪すぎないか
ネットの口コミサイトには、弁護士・司法書士事務所の口コミが書かれている所もあります。
ネット上の口コミは、実際に依頼した人の生の声が確認できる貴重なツールです。よって、口コミに多くの人があまり良くない口コミがある事務所は、依頼を慎重に検討しましょう。
口コミサイトの中には事実と異なる情報が書かれている可能性もあるため、マイナス評価が付いているからと言って必ずしも評判の悪い事務所だとは限りません。
あくまでも口コミは、参考程度に留めておきましょう。
もしも悪徳な弁護士・司法書士に相談してしまったら?
弁護士・司法書士と契約してしまった後で、請求される費用がどう考えても高すぎるなど不安なことがあった場合、どこに相談すればいいか分からない人がほとんどでしょう。
弁護士や司法書士とトラブルになった場合の相談先には、主に下記のような窓口があります。
弁護士とのトラブルでは、弁護士会が間に入り、紛議調停等で解決する道筋を立ててくれます。
また、司法書士とのトラブルについては、司法書士会の苦情相談窓口で相談をし、トラブル解決のための調停制度も用意されています。
弁護士や司法書士の対応に疑問を感じる場合は、早めに相談窓口で話を聞いてもらうことをおすすめします。
また、そういった目に遭いたくない場合は、先ほど紹介したおすすめの弁護士・司法書士事務所の中から選んでみてください!
過払い金は弁護士・司法書士のどちらに依頼するのが良い?
過払い金返還請求は、弁護士・司法書士(認定司法書士)のどちらにも依頼ができますが「どちらに依頼すればいいのか分からない」という人も多いのではないでしょうか。
実は、弁護士と司法書士では代理人になれる条件が少し異なります。ここでは、それぞれの条件を確認していきましょう。
- 弁護士・司法書士それぞれの代理人になれる条件
- あらゆる業務ができる弁護士がおすすめ
弁護士・司法書士それぞれの代理人になれる条件
弁護士と認定司法書士には、過払い金返還請求で対応できる業務に違いがあります。
それぞれの違いを、分かりやすく表にまとめました。
以下の表はスクロールできます>>
弁護士 | 認定司法書士 | |
---|---|---|
過払い金の請求額が140万円以下 | 〇 | 〇 |
過払い金の請求額が140万円超 | 〇 | × |
簡易裁判所案件の代理人 | 〇 | 〇 |
地方裁判所案件の代理人 | 〇 | × |
このように、認定司法書士は過払い金請求額が140万円以下の案件しか取り扱いできません。また、裁判になる場合も、簡易裁判所の管轄になる案件のみ代理人になれます。
その一方で弁護士に依頼すれば、請求できる過払い金が140万円以上になっても業務にあたってくれます。地方裁判所の管轄事件でも代理人になることが可能です。
認定司法書士の可能な業務にはかなり制限があるため、ご注意ください。
あらゆる業務ができる弁護士がおすすめ
弁護士と司法書士に依頼できる内容に違いがあることはお分かりいただけたでしょうか。
過払い金の返還額が多い場合や最終的には裁判まで考えているなど、幅広い業務をお願いしたい場合は、依頼当初から弁護士に依頼するのがベターです。
ただし裁判にした場合は弁護士への費用が多くかかってしまう可能性がありますので、裁判にするかどうかは慎重に検討しましょう。
過払い金請求をするときの注意点
払いすぎた利息が返ってくると聞くと、過払い金の返還請求にはメリットしかないように思えるかもしれません。しかし、実際にはさまざまなリスクも発生します。
過払い金返還請求を始める前に、それらのリスクについても知っておきましょう。
- ブラック状態になる可能性がある
過払い金対象の貸金業者が利用できなくなるリスクも
過払い金が返還されない可能性もある
- 生活保護が受けられなくなる可能性がある
ブラック状態になる可能性がある
借金を返済中に、過払い金返還請求をしても借金を完済できなかった場合、任意整理手続きに該当する可能性があります。
その場合は個人信用情報に事故情報として記録され、いわゆるブラック状態となります。
そのため、ブラック状態になると長期間ローンを組めませんし、クレジットカードの審査にも通りません。
スマホの機種変更をしようとしても、スマホの端末代の分割払いの審査にも通らないなど、日常生活にも大きく影響します。
ただし、借金返済中の人でも、返還額で借金が完済した場合はブラックにはなりません。
自分の場合はどちらになる可能性があるのか、事前に弁護士や司法書士に相談してみましょう。
過払い金対象の貸金業者が利用できなくなるリスクも
過払い金請求をすると貸金業者から払いすぎた利息分が返還されますが、対象となった貸金業者にはその記録が半永久的に、社内データとして残ってしまうことがあります。
その場合は、再度その貸金業者を利用しようとしても今後は利用できない可能性が高いです。
過払い金請求後は、対象となった貸金業者以外のところを利用することをおすすめします。
過払い金が返還されない可能性もある
過払い金請求の条件は複雑なため、自分ではまだ請求できると思っていてもすでに時効になっていたり、そもそも過払い金の対象ではなかったりと、さまざまなケースが考えられます。
まずは弁護士や司法書士に相談をして、自分の場合は過払い金が返還されるのかを早めに調査してもらいましょう。
生活保護が受けられなくなることもある
過払い金請求は、生活保護費を受給中であっても手続きは可能です。
ただし、生活保護費を受給している時に過払い金が返還されると、金額によっては受給停止や減額となる場合があります。
生活保護費を受給しながら過払い金請求をする場合は、返還された金額を必ず届け出するようにしましょう。
まとめ|過払い金相談は一貫サポートのある弁護士・司法書士事務所へ
今回は、過払い金の相談先をいくつかご紹介しました。過払い金の相談は、解決まで一貫してサポートしてもらえる弁護士・司法書士事務所に任せるのがおすすめです。
弁護士・司法書士といった専門家に過払い金請求をお願いすると、貸金業者との交渉など面倒な手続きをすべてお任せできます。
(※表は横スクロールします。)
着手金 | 報酬金 | 過払い報酬 | おすすめポイント | 詳細 | |
---|---|---|---|---|---|
はたの法務事務所 | 0円 | 0円 | 回収金の 22%(税込) | 基本報酬無料 費用面に配慮されている | |
サンク総合法律事務所 | 0円 | 1件につき 22,000円(税込) | 回収金の 22%(税込) | 電話料無料で相談できる オンライン相談も可能 | |
ベリーベスト法律事務所 | 0円 | 1社につき 22,000円(税込) | 回収金の 22%(税込) | 後払い可能 好きな場所を選んで相談できる |
依頼する事務所を決める時は、相談時の対応や費用面などで比較し、信頼できる事務所と契約するようにしましょう。
過払い金には請求できる時効があるので、過払い金の請求を検討している人は早めに行動に移してみましょう。
過払い金相談に関するよくある質問
司法書士法人はたの法務事務所や弁護士法人サンク総合法律事務所がおすすめです。
司法書士法人はたの法務事務所の場合、全国出張料無料で、どこからでも相談できるなどのメリットがあります。また過払い金請求時の着手金は無料です。
複雑な計算や手続きを任せられたり、裁判になった際にも対応してもらえたりする点がメリットです。また借金の催促や返済を一時的にストップできる場合もあります。事務所によっては、相談料が無料の場合もあります。
これまでの過払い金請求実績が豊富であるか確認しておくと安心です。また返還請求時の費用が明確になっているか、分割払いが可能であるかといった点も見ておくとよいでしょう。参考程度に口コミや評判を確認しておくのも有用です。
弁護士とトラブルになった場合には、全国の日本弁護士会の市民窓口に相談しましょう。また司法書士とトラブルになった場合には、各都道府県の司法書士会の相談窓口に相談するとよいでしょう。
認定司法書士は過払い金請求額が140万円以下の案件しか取り扱いできません。その一方弁護士に依頼すれば、請求できる過払い金が140万円以上になっても業務にあたってくれます。
また弁護士は、地方裁判所の管轄事件でも代理人になることが可能です。幅広い業務をお願いしたい場合は、依頼当初から弁護士に依頼するのがベターですが、その分費用は司法書士より高くなる傾向にあります。
過払い金請求を行うと、個人信用情報に事故情報として記録され、一定期間ローンを組めなかったり、クレジットカードの審査にも通らなかったりします。また、生活保護が受けられなくなる可能性があるので要注意です。
涌井好文
就職氷河期の中、自身が非正規雇用を経験。それが労働者の雇用環境に興味をもつきっかけとなり、社会保険労務士の資格を取得。社会保険労務士として開業登録を行ってからは、企業の人事労務や給与計算のアドバイザーとして活躍する。近年では活動の幅をウェブまで広げ、クラウドソーシングサイトやSNSを主軸に、記事の執筆や監修を行う。
債務整理担当ライター・編集者Rさん
借金が膨れ上がってしまうことで心の余裕がなくなってしまうのは、珍しいことではありません。そんな借金で困っている方向けに、誰にでも分かりやすく情報をまとめることを意識して、日々記事の執筆・編集を行っています。
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・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。