リボ払いで借金地獄に陥る理由は?解決方法や注意点も解説
-国のキャッシュレス化推進に伴い、今やクレジットカードは生活に欠かせない決済手段です。しかし、気軽に物を購入できるが故に、無計画な使い過ぎには注意しなければいけません。
そこで今回は、リボ払いで借金地獄に陥る4つの理由について解説していきます。また、借金問題の解決手段である任意整理について注意点も紹介するため、ぜひチェックしておいてください。
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目次
リボ払いとは?
今では、クレジットカードを持っているのが当たり前と言っても過言ではありません。手元に現金が無い場合でも、カードの利用限度額の範囲内で買い物ができるため非常に便利です。
なお、クレジットカードの支払い方法には、一括払い・分割払い・リボ払いなどがあります。そのうち、リボ払いとは月々の返済額を一定にして、無理のない額で管理できる仕組みです。
リボ払いにすれば無理なく支払っていけるため、高額な買い物や出費が多い月でも、なんとか対応できるというサービスです。
支払い方式について
リボ払いのなかでも、支払い残高に関わらず月々の返済額が変わらない仕組みを「定額方式」と言います。一方、支払い残高によって返済額が異なる仕組みは「残高スライド方式」です。
定額方式
定額方式は毎月の支払い額を一定にして、かつ低額に設定した場合に管理がしやすかったり、月の負担が軽くなったりするメリットがあります。
しかし、その分返済期間が延びて利息も増えてしまう点には注意しなければいけません。
残高スライド方式
残高スライド方式は支払い残高に応じた返済額になるため、クレジットカードを利用しすぎるとあっという間に月々の返済額が増えてしまいます。
そのため、支払い残高が増えるほど返済額も増えることから、みるみる返済分がかさんでしまうため、月々の返済額を減らすことが難しくなってしまうのです。
リボ払いで借金地獄に陥る4つの理由
1.利息が高い
リボ払いに関わらず、クレジットカードは利息が高いということに注意しなくてはなりません。一般的には、クレジットカードの金利は15%~18%とされています。
例えば10万円の支払い残高で金利が15%であった場合、30日間借りると「10万円×15%×30日÷365日」で利息は1,232円となります。
1回の利息だけを見ると大した金額にはなりませんが、返済が長期化したり支払い残高が大きくなったりすると、利息だけでも返済するのが苦しくなります。
特にリボ払いを利用する場合は、常に完済できるかどうかを検討して慎重に扱わなければなりません。
2.元金が減らず返済が長期化する
クレジットカードの返済の内訳には、利息と元金があります。リボ払いにしていると、毎月定額を支払っているため順調に返済していると感じる人は少なくありません。
しかし、実際は利息ばかり支払っていたということも珍しくないのです。支払い残高が100万円ある状態で月に5万円を支払うと、支払い残高が95万円になる訳ではありません。
つまり、5万円を支払って2万円分の返済しかできていないため、元金は減りにくいです。元金を減らせずにいると返済が長期化するため、次第に金銭的に苦しい状況に陥ってしまいます。
現在支払っている返済額だけではなく、利用明細で元金と利息の内訳を常に把握することを習慣にしましょう。
3.借金総額を把握できていない
借金や今後の利息を計算できるツールは、ネット上などで簡単に見つけられるため利用し、きちんとした返済計画を立てましょう。
しかし、借入先が複数ある、あるいは支払い残高がいくらか認識していないような場合は計算しづらくなります。
今の自分が「いくら借金をしているか」「毎月いくらの元金と利息を支払っているのか」を把握し、借金総額について常に意識しましょう。
4.使い過ぎてしまいさらに借金が膨らむ
利息は「支払い残高×金利×利用日数÷365日」で計算されます。つまり、支払い残高が多い・利用日数が長いという条件の下では、より利息は高くなっていくのです。
さらに、複数からの借り入れによる返済に追われると負のスパイラルに陥り、借金を借金で返す流れはなかなか止められません。
リボ払いは少額の場合や借入先が1件の場合などは便利ですが、使いすぎると借金地獄へ陥るリスクが高いため、計画的な利用心掛けてください。
リボ払いの借金から抜け出す方法
任意整理をする
リボ払いによる借金苦を解決する方法として、債務整理があります。債務整理には任意整理・個人再生・自己破産と主に3種類ありますが、なかでも多く利用されているのは任意整理です。
リボ払いで苦しむ大きな原因である利息をカットできるため、現状より大きく負担を減らせます。ただし、信用情報機関に事故情報として登録されるというデメリットもあるため注意が必要です。
仮に事故情報として登録されても数年で消えますが、直近でカードが必要、あるいはローンを組む予定がある場合は注意しましょう。
支払い方法を全額払いに変更する
全額払いとは、支払い残高を一括で支払ってしまう方法です。支払い方法を変更する際は、次回分を全額払いにする手続きを行うか、現金を指定の口座に振り込むかになります。
しかし、全額払いをするにはまとまったお金が手元にあることが条件です。もちろん、ここでまとまったお金を作るために無計画に借金を重ねていては借金地獄から抜け出せません。
借金を重ねないためにも、全額返済ができるお金の手配方法を検討してみてください。
繰上げ返済をする
支払い残高全額を賄う現金が無い場合でも、繰上げ返済をして一部でもまとめて返済することで元金を減らせます。
繰上げ返済は元金を減らせる点に加えて、次回の返済日よりも早く返済すれば、その分利息を抑えることができるというメリットもあります。
ただし、無理に繰上げ返済をした結果、来月の返済が滞ってしまっては本末転倒です。繰り上げ返済がしやすいボーナス時期や、臨時収入が入ったときの利用をおすすめします。
借り換えをする
借り換えとは、現在借り入れをしている金融機関などへ銀行が代わりに返済をしたり、返済額分を借り入れさせたりして借り入れ先の一本化や利息の削減に繋げるサービスです。
A社に50万円・B社に100万円のトータル150万円借りている場合、それぞれの返済額や返済日が異なると管理がしづらくなります。
しかし、現在の借入件数が変わらない、月々の返済額が減ってしまうという場合は、無理に借り換えをする必要はありません。
借り換えをするには審査に通過する必要があるため、誰でも利用できる訳ではないことも知っておきましょう。
リボ払い専用カードは使わない
一括払いや分割払いが選べる一般的なクレジットカードがある一方で、リボ払い専用カードが存在します。
メリットに惹かれて利用するのではなく、これ以上のリボ払いを重ねる使い方は控えましょう。
リボ払いを任意整理するときの注意点
金融事故扱いとなりブラックリストに載る
任意整理は金融事故として扱われることを意味します。つまり、事故情報として信用情報機関に登録されてしまうのです。
ブラックリストによる制限は生涯残るものではありませんが、住宅ローンや教育ローンなどの利用検討している場合は注意しなくてはなりません。
元金を減額できない場合もある
リボ払いを任意整理できるのは、主に利息のカットです。任意整理をするにあたって、元金を減額できない場合があることも理解しておきましょう。
任意整理でリボ払いによる借金が減額できない場合、自己破産など別の方法を検討する必要があります。
弁護士など専門家に依頼する
任意整理は、裁判所を通さず金融機関と個人がやり取りをする手続きです。そのため、自力で交渉するとなれば知識不足が原因となり対応してもらえない可能性もゼロではありません。
弁護士に依頼する際は費用こそかかってしまいますが、適切な対応のもと問題解決の力になってくれます。なお、弁護士を選ぶ際は任意整理の取り扱い実績が豊富な先を選びましょう。
リボ払いの正しい使い方
必要なとき以外は使わない
リボ払いは月々の返済額を一定することで、手軽にクレジットカードが利用できる便利なサービスです。
このような状況を防ぐためには、むやみにリボ払いを利用しないことが効果的です。どうしても支払いが苦しいとき以外、基本的には一回払いで使用分は清算しましょう。
どうしてもリボ払いを利用したい場合は、きちんとした返済計画のもとで検討してください。
明細をきちんと確認する
リボ払いを利用すると、知らず知らずのうちに残高が膨らみ、いつしか多額の借金を抱えているという事態に陥りかねません。
明細を確認する際は、残高だけでなく返済額の内訳についても確認しましょう。明細をきちんと確認することで、月々の返済で元金がどれだけ減っているかを把握できます。
毎月返済分がほぼ利息の支払いで元金がほとんど減っていない場合もあるため、明細を確認して状況を把握することが大事です。
返済金額は多めに設定する
毎月の負担を軽くするために、返済額を低めに設定する人は少なくありません。しかし、それでは月々の返済額は少なく負担は減っても、結果的にトータルの借金は増えてしまいます。
そのような事態を防ぐためにも、毎月の返済額は可能な限り多めに設定しましょう。
月々の負担は大きくても、最終的な返済額をなるべく少なく済ませることはトータル的に自分にとってプラスとなります。
リボ払いの債務整理は弁護士への相談がおすすめ
リボ払いの借金問題を解決するうえで、債務整理を検討する人は少なくないでしょう。その際は、自分で手続きを進めるのではなくプロである弁護士への依頼をおすすめします。
債務整理を弁護士に依頼するメリットは、主に以下の通りです。
- 金融機関からの督促を止めてもらえる
- 手続き・交渉を進めてくれる
- 周囲の人に知られることなく解決できる
金融機関からの督促を止めてもらえる
弁護士に債務整理の依頼をすると、債権者に対して受任通知というものが送られます。受任通知が届くと、債権者は法律上において取り立てができません。
なお、仮に受任通知が債権者に届く前に取り立てがあった場合でも、一切返済する必要はありません。
取り立てがなくなることで、精神的に余裕が生まれる点も弁護士に依頼するメリットと言えます。
手続き・交渉を進めてくれる
弁護士に依頼することで、債務整理の手続きを代行して進めてくれます。債務整理は債権者との交渉や各書類の提出など、複雑なものとなるため個人で進めることは困難です。
債務整理は「任意整理」「個人再生」「自己破産」と主に3種類ありますが、手続き内容によっては流れが複雑なうえ、裁判所も絡むため素人には難しいです。
弁護士に依頼する際は、債務整理の取り扱い実績が豊富なこと、かつ費用がなるべく安い先を選びましょう。
周囲の人に知られることなく解決できる
債務整理は金融事故となるため、手続きをすると個人信用情報機関に登録され、いわゆるブラックリストとなります。それら事故情報は、周囲に知られたくない人が少なくありません。
貸金業者等から届く郵便物については、弁護士事務所に送られます。そのため、家に届いて家族にバレるというリスクはなくなるのです。
また、電話連絡についても家ではなく弁護士宛になるため、最後まで隠し通せる可能性があります。
借金減額に強いおすすめ弁護士・司法書士事務所7選
それぞれの事務所の特徴や費用、おすすめする理由についてはここから詳しく紹介していきます。
はたの法務事務所は、相談実績20万件以上を誇るほど人気の司法書士事務所です。司法書士歴27年以上のベテラン司法書士が在籍しています。依頼者の満足度は95.2%。 また、手持ち資金が0円でも今月の支払いからストップさせ、督促を停止することができます。 相談者の「自宅や車は残して借金だけ減らしたい」「誰にも知られずに債務整理したい」といった希望にも沿い、解決への最善策を提案してくれるでしょう。 ※10万円以下の場合:14%+計算費用11,000円。 弁護士法人・響は、東京に2か所と大阪・福岡に事務所を構える弁護士事務所です。 多数の弁護士が在籍し、女性弁護士も複数名いるので、男性弁護士に話しにくい相談でも安心して依頼できます。電話やメールから法律相談の予約ができ、休日も24時間受付しています。 弁護士法人・響は、必要な費用や追加費用がかかる可能性についても依頼前に説明してくれるため、費用の不安を持ったまま依頼をする必要はありません。 丁寧な対応と、費用の明確化を重視したい人におすすめの事務所です。 ※訴訟の場合は27.5%。 出典:弁護士法人・響公式サイト サンク総合法律事務所(旧樋口総合法律事務所)は、借金問題の解決実績が豊富で、問い合わせが月600件以上ある人気な弁護士事務所です。 初期費用は0円(契約前まで一切料金がかかりません)かつ費用の分割払いが可能なので、現在手元に十分な資金が欠くても依頼が可能です。 また、家族や職場に知られにくいように配慮してくれたり、女性弁護士が在籍していたりと、誰でも気軽に相談できる環境が整っています。 最短即日で借金の取り立てや催促を止めてくれるので、今すぐ催促から解放されたい方にもおすすめです。 ※訴訟による場合は回収額の27.5%。 東京ロータス法律事務所は、借金問題や債務整理を得意とする弁護士法人事務所です。 受注件数は7,000件以上と多く、専門ノウハウを活かして借金問題を解決してくれるでしょう。 相談は何回でも無料で土日祝日も対応しているため、相談しやすいことがメリットです。 また電話での問い合わせも無料なので、問い合わせや相談にお金をかけたくない人におすすめできます。 ※訴訟の場合は27.5%。 アース法律事務所は、全国から債務整理や借金問題の相談を受け付けている弁護士事務所です。元裁判官の弁護士が在籍しており、プロの目線からサポートしてくれます。 法律事務所の営業時間は平日の10〜19時ですが、電話やメールで事前に連絡すれば、時間調整のうえ土日祝日や夜間など時間外でも対応してくれます。 借金問題であれば初回の相談は無料。30分や1時間単位で費用が発生しないので、じっくりと相談ができます。 アース法律事務所は紹介者がいなくても相談できるので、気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。 ※金額は全て税込み表示です。 ひばり法律事務所は、事業拡大のために2020年7月に個人事務所(名村法律事務所)から、弁護士法人に組織変更した法律事務所です。 また、女性弁護士も在籍しているので、女性に相談したいという人も安心して利用できます。 依頼にかかる費用が明確化されているため「弁護士に依頼すると高い」「いくら支払うかわからなくて怖い」という場合にも、不安なく依頼できるでしょう。 過払い請求の着手金は0円で、成功した場合のみ報酬を支払う仕組みです。 ※金額は全て税込み表示です。 弁護士法人ユア・エースは、債務整理や交通事故を中心に、さまざまな法律問題に対応している法律事務所です。 依頼者の悩みに寄り添い、満足度を最優先にして成果を上げることを目標としているところが弁護士法人ユア・エースの魅力です。 初めて弁護士に相談する人の不安を理解し、解決までに依頼者にかかる精神的負担を減らせるように、コミュニケーションを密におこなっています。 ※訴訟の場合は27.5%。 はたの法務事務所
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リボ払いに関するよくある質問
経験豊富な弁護士・司法書士が借金問題の解決に向けてサポートしてくれます。いずれも無料相談も実施しているため、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。
一方で、支払い残高によって返済額が異なる仕組みは「残高スライド方式」です。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、計画的に利用しましょう。
利息は「支払い残高×金利×利用日数÷365日」で計算できます。この計算式からわかるように、利用額が増えて返済が長期化すると、借金返済がどんどん困難な状況へと進んでいってしまうのです。
「支払い方法を全額払いに変更する」、「繰上げ返済をする」、「借り換えをする」、「リボ払い専用カードは使わない」、「任意整理をする」という方法が挙げられます。
とにかく、今残っている借金を減らすことに加えて、これ以上の借金を作らないことを強く意識しましょう。
借り換えや任意整理は必ず実施できるとは限らないため、自力で作ったお金でなるべく早く返済し、利息の加算をストップさせることが重要です。
ただし、任意整理をすると個人信用情報機関に事故情報として登録されるため、ブラックリストとなります。すると、クレジットカードが発行できない、各種ローンが組めないなど生活に支障をきたしかねません。
メリットの裏にはデメリットがあることも理解したうえで手続きを進めましょう。
「金融事故扱いとなりブラックリストに載る」、「元金を減額できない場合もある」、「弁護士などプロに依頼する」などが挙げられます。社会的信用を著しく欠くことになるため、審査通過は極めて難しいです。
また、任意整理は自力での交渉となる場合、金融機関が取り合ってくれないこともあるため弁護士などプロへ依頼しましょう。
「必要なとき以外は使わない」、「明細をきちんと確認する」、「返済金額は多めに設定する」などが挙げられます。現段階以上に借金を増やさず、残高や毎月の返済でどれだけ減っているかなどを常に把握しておきましょう。
また、毎回の返済額を多めに設定することで、完済までの期間が短くなり利息を抑えることに繋がります。
金融機関を相手に交渉するのは、自分の知識や信用が無い状態ではなかなか難しいです。そのため、法律の専門家である弁護士の力を借りて、理想の着地にしてもらうよう依頼することをおすすめします。
まとめ
この記事では、リボ払いで借金地獄に陥る4つの理由について解説し、借金問題の解決手段である任意整理について注意点も紹介しました。
利息が高いことや元本が減らず返済が長期化することなど、借金地獄に陥る要素はきちんと把握し、解決に向かえるための体制を整えておきましょう。
返済が難しい場合は、弁護士に依頼をして任意整理を進める判断もあります。その際は、任意整理のメリットだけでなく、デメリットも理解したうえで進めてください。
弁護士へ依頼する際は、任意整理を取り扱った実績などで相談先を選択しましょう。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
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