保険相談窓口を徹底解説!気になる質問を現役FPに独自インタビュー
自分にピッタリな保険をプロに相談しながら選ぶことができる場所として、「保険相談窓口」があります。
しかし、保険相談窓口にも多くの種類があり、どこに相談したらいいのかわからないという方も多いと思います。
そこで今回は、多くのライフプラン、キャリアプラン相談に従事されてきた田形さんへ独自取材を行いました。
保険相談窓口の選び方や、保険相談窓口のメリット・デメリットをお伺いしました。
保険相談窓口の選び方
まずはじめに、どのような基準で保険相談窓口を選べばよいのか教えてください。
ーー保険相談窓口のおすすめの選び方はありますか?
いわゆる街中にある保険ショップに関しては、自分の日常の生活圏や通勤圏にあるお店で、感覚的に入りやすいお店で良いと思います。
というのも、どこだから絶対にいいとか、絶対にダメということはなく、結局はそこで出会う担当者とのご縁次第だからだと思うからです。
保険はとても難しい商品で価格も高い買い物なので、説明がわかりやすく何より信頼できる人から買うのがよいと思います。
自分の人生に長く伴走してもらう担当者として信頼できる「何かあったらまたこの人に相談したい。」と思える人かどうかというのが大切です。
保険相談窓口のメリット
保険相談窓口を利用するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
ーー保険相談窓口を利用するメリットはありますか?
複数の保険会社の商品を扱っているため、どこかひとつの会社の商品に縛られることなく、複数の商品を比較しながら選ぶことができます。
また街中や普段よく行く商業施設の中など、色々な場所にあるので実際の担当者の顔が見えるという安心感があります。
田形さん
幅広い商品の中から提案を受け、一番自分に合うものを選べるという安心感や納得感を得られるというメリットがあります。
保険相談窓口のデメリット
では、メリットとは反対に保険相談窓口を利用するとどのようなデメリットが考えられますか。
ーー保険相談窓口を利用するデメリットはありますか?
複数の保険会社の商品を扱っているケースが多く、その代理店となっている保険ショップが保険会社から受け取る販売手数料の額や各代理店に対する各種のサービスなどにより、
必ずしもその個人のお客様にとってベストの商品を提案する顧客ファーストの姿勢ではなく、「代理店の都合が加味された商品を勧められる」というのはよく聞くところです。
田形さん
また保険ショップの担当者が人事異動などにより自分の通いやすいショップからいなくなってしまうということもありえます。
保険相談窓口の注意点
では実際に保険相談窓口を利用する際に、どのような点に気をつければいいのでしょうか。
ーー保険相談窓口を利用する際に気をつけるべきことはありますか?
デメリットで述べた部分を踏まえて話をよく聞く事をおすすめします。
もちろんどこにも信頼できるプロはいるものですが、あらゆる分野において本当に信頼に足るプロというのは少ないのも事実です。
話がわかりづらかったり、こちらの意図や思いが伝わらないと感じる場合は、担当者を変えてもらうか、別のショップや保険会社の担当の話も聞いてみた方がよいと思います。
保険という商品は物のように目に見えたり、手に触れられる商品ではない分、それを扱う担当者には細心の注意を払うべきでしょう。
田形さん
自分とのフィーリングも大切にしながら信頼できる人なのかどうかをしっかり見極めてほしいです。
保険を見直すタイミング
既に保険に加入している方は、どのようなタイミングで保険を見直すとよいのでしょうか。
ーー保険を見直すべきタイミングを教えてください。
結婚、子供の誕生、進学、独立、自身の転職、定年退職、年金の受給開始などのライフイベントがあった都度、見直すのが理想です。
大きなイベントがなくても収入や支出は変化するため、想定していた収支と実際の収支がズレてきていると認識したときなども含め、定期的に信頼する担当者へ相談することをおすすめします。
保険を見直す際の注意点
実際に保険を見直す際、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
ーー保険を見直す際に気をつけるべきことはありますか?
保険を見直すタイミングは「商品ありきではなくライフプランありき」が大原則です。
しっかり自身のライフプランを見つめ、人生でいつどれくらいのお金が必要となり、万一の場合に家計の収支がどのようになるか、それを補填するためにいくらの保障がいつまで必要か、といったことを担当者とじっくり話して納得いく形で見直しをすることが重要と考えます。
保険は年齢が上がるほど、保険料が上がる仕組みです。
新商品で保障内容が良くなって保険料も抑えられているように見えても、その分保険料の払込期間が長くなっていたり、どこかの保障が弱くなっていたりするケースもありますので注意が必要です。
田形さん
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