取材・インタビュー

債務整理について現役司法書士へ独自インタビュー

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今回は武蔵行政書士事務所代表であり、現役司法書士の佐藤一清様へモアマニ独自のインタビューを実施しました。

債務整理を検討している方や、債務整理についてより理解を深めたい方はぜひ参考にしてみてください。

監修者の紹介
佐藤一清様

佐藤一清

2018年に武蔵行政書士事務所を設立。警察への各種届出・内容証明郵便の作成・相続・開業後のコンサルティング・顧問を中心とした業務と、法律に関するWEBマーケティングコンサルティングを行っている。2018年より「弁護士相談広場(https://www.bengohiroba.jp)」、2022年より「相続税理士マップ(https://askpro.co.jp/tax/souzoku/ )」の立ち上げ・企画をスタート。

佐藤一清のプロフィール情報

佐藤一清さん独自インタビュー

佐藤様には債務整理がおすすめな人や債務整理が家族に与える影響、各債務整理の費用相場やメリット・デメリットなど、債務整理に関する10の質問に答えていただきました。

債務整理はどういった状況の人におすすめですか?

一般的に、借金の総額(住宅や車のローンは除く)が年収の30%を超えている人は債務整理を検討することがおすすめされています。ただし、債務整理をするべきかどうかは、年収、借入先、家族構成、ライフスタイルなど、さまざまな要素によって変わってきますので、一概にいう事はできません。

そのため、「借金の返済がつらい」「借金を減らしたい」などと感じたら、まずは債務整理に詳しい弁護士や司法書士に相談をしてみることをおすすめします。

自己破産すると家族や配偶者に影響はありますか?

自己破産をした場合、自分名義の車や家を手放すこととなってしまいます。また現金もほとんど手元に残すこともできません。自己破産をした場合であっても、保証人の返済義務は残りますので、家族や配偶者が保証人になっていると、家族に一括請求がくる可能性があります

このように自己破産をすることで、家族の暮らしなどに大きな影響を与える可能性があります。家族や配偶者との相談、弁護士や司法書士との相談をしっかりとしたうえで決断を下すようにしましょう。
注意点
自己破産は家族や配偶者にも大きな影響を与えるため、自身の判断のみで自己破産するのは非常に危険です。

リボ払いで過払い金が発生する条件や、過払い金請求する際の注意点を教えてください

リボ払いで過払い金が発生する条件は、キャッシングのリボ払いをしており、その金利が利息制限法を超えていることです。利息制限法が改正された2010年より前に利用した場合、特に2007年のリボ払いには過払い金が発生しているケースが多くなっていますので確認してみることをおすすめします。

過払い金請求をして借金が完済できたり、既に完済済みであったりした場合には問題ありませんが、過払い金請求をして借金が残った場合には信用情報機関に登録されてしまいますので注意が必要となります。

任意整理の費用相場やメリット・デメリットを教えてください

任意整理は、裁判所に申し立てるのではなく、専門家が貸金業者やクレジットカード会社と直接利息や返済回数について交渉することで、借金の返済の負担を軽減することができます。メリットとしては、毎月の返済金額を減らせる可能性があり、家や財産は残ることです。

デメリットとしては、これからの利息分以外の借金の減額はできず、完済するまではブラックリストに載るため新しい借入はできません。任意整理の費用相場としては、1社5万円程度となります。

自己破産の費用相場やメリット・デメリットを教えてください

自己破産は、自身の収入だけでは借金を返済することが困難になってしまった場合に、裁判所に申し立てを行います。メリットは借金を0にすることができることです。処分することができる財産を全て処分したとしても、支払い切ることができない借金が残った場合には、残りの借金は免除されます。

デメリットとしては、手続終了まで職業や転居等に制限を受ける場合があることや、生活に必要な最低限の財産以外は全て失うことになります。自己破産の費用相場としては、30万円〜50万円程度となります。

個人再生の費用相場やメリット・デメリットを教えてください

個人再生では、裁判所に借金返済が困難であると認定してもらい、法律にのっとり借金を5分の1程までに大幅に減額することができます。借金を大幅に減額してもらった借金を約3年で支払いをすることで、残りの借金は支払う必要が無くなります。このように借金を減額できることが大きなメリットとなります。

デメリットとしては、ブラックリストや官報に載ってしまうという点になります。個人再生の費用相場としては、50万円〜60万円程度となります。

借金が減額できる仕組みを教えてください

借金が減額できる仕組みとしては、主に任意整理・自己破産・個人再生の3つがあります。任意整理では、利息や分割回数について交渉し、その計画を元に返済を続けるため、基本的に借金の減額はできませんが、毎月の返済金額を減らせる可能性があります。

自己破産では、自身の収入だけでは借金を返済することが困難になってしまったことを裁判所に申し立て、処分することができる財産を全て処分したとしても、支払い切ることができない残りの借金を0にすることができます。個人再生では、裁判所に借金返済が困難であると認定してもらい、法律にのっとり借金を5分の1程までに大幅に減額することができます。

任意整理のよくある失敗例や、失敗を防ぐ対処法を教えてください

任意整理の代表的な失敗例としては、5年以内に完済する計画を立てることができないケースです。そもそも完済する計画がなければ債権者との交渉で和解できる確率は低く、返済の途中で支払不能になると一括返済をしなければなりません。

他には、債権者が任意整理には基本的に応じていない場合です。対処法としては、弁護士や司法書士等の専門家に相談をして、任意整理ができそうな相手であるかや、5年以内での返済が現実的かどうかについて相談をしてみることをおすすめします。
ポイント
任意整理の際は失敗しないよう弁護士や司法書士によく相談し、どうするのかを決めることが大切です。

リボ払いの支払い額を債務整理で減額することは可能ですか?

リボ払いの支払い額を債務整理で減額するためには、任意整理を行い返済額を減らすという方法をとることとなります。任意整理を弁護士や司法書士に依頼し、貸金業者と専門家が直接交渉することによって、3年〜5年かけて返済することが可能になります。

リボ払いの利率は年率15%程度となっており、金利は消費者金融と同程度となっています。リボ払いは、借金の総額に応じて返済額が変わるということもないため、借金が増えやすい支払い方法でもあります。借金の総額が増えすぎる前に、弁護士や司法書士に相談するようにしましょう。

借金を一本化するメリット・デメリットを教えてください

借金を一本化するメリットとしては、金利が下がること・ブラックリストに載らずに済むこと・毎月の返済を減額できることの3点となります。デメリットとしては、毎月の返済額を下げることで、借金の返済期間が伸びてしまうということがあります。

また、そもそも借金を一本化するためには一社から多くの借り入れが必要となり、審査も厳しくなってしまいますので、返済が滞ってるような場合にはそもそも利用できない場合もあります。
注意点
毎月の返済額を減らせる分、返済期間が伸びてしまうので、デメリットを理解したうえで借金を一本化するかどうかを検討しましょう。

各司法書士・弁護士事務所の良いところは?

債務整理に関する基本的な質問だけでなく、各司法書士・弁護士事務所の良いところについてもインタビューしたので、司法書士・弁護士事務所選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

サンク総合法律事務所の良いところを教えてください

・相談が何度でも無料であり、納得できるまで相談できること
・初期費用が0円であること
費用の分割払いが可能であること
・家族・職場に知られにくい対応が可能であること
女性弁護士がおり女性の相談者でも安心して相談できること

はたの法務事務所の良いところを教えてください

・豊富な債務整理についての実績があること
・過払い金の請求についても払いすぎたお金の回収実績が多くあること
相談料・着手金が無料であること
全国出張費用が無料であること
・費用の分割払いが可能であること

東京ロータス法律事務所の良いところを教えてください

電話でもメールでも相談費用を何度でも無料としていること
・土日対応が可能であること
・受任件数7,000人以上の実績があること
・費用の分割払いが可能であること
全国対応が可能であること

グリーン司法書士法人の良いところを教えてください

・即日対応が可能であること
着手金0円での債務整理が可能であること
・状況に応じて適した借金の解決方法を提案できること
・費用の分割払いが可能であること
ファイナンシャルプランナーの相談も可能であること

弁護士法人・響の良いところを教えてください

24時間・365日、相談受付を行っていること
・相談料が0円であること
・弁護士費用の分割支払いが可能であること
・契約前にかかる費用を説明しており債務整理が必要かどうかまで提案をしてくれること
・債務整理の問合せ・相談実績が43万件以上と豊富な実績があること

ML司法書士事務所の良いところを教えてください

・何度でも相談無料での相談が可能であること
・スピード感のある対応が可能
その人の状況にあった債務整理を提案していること
借金減額診断を無料で試すことができること
・わかりやすい説明・回答を心がけていること

アース司法書士事務所の良いところを教えてください

・電話無料相談を行っていること
明確で分かりやすい料金体系をとっていること
費用が他の事務所とくらべて安いこと
・親切かつ丁寧な事務所運営をモットーにしていること
・全国対応・テレビ通話での面談も可能であること

ひばり法律事務所の良いところを教えてください

・案件の9割以上が借金問題であり、債務整理に対して専門的に取り組んでいること
・無料相談の対応を行っていること
着手金の分割が可能であること
・日本全国対応を行っていること
・その人の状況にあった最適な方法を提案していること

弁護士法人ユア・エースの良いところを教えてください

・電話での無料相談の対応を行っていること
・WEB上での借金の減額診断が可能であること
24時間、365日、全国エリアのご相談への対応を行っていること
・状況にあわせた債務整理のプランを提案していること
充実したアフターフォローがあること

ベリーベスト法律事務所の良いところを教えてください

・ホームページで無料診断ができること
・何度でも無料で弁護士に相談できること
分割払い・後払いも対応していること
北海道から沖縄まで全国73拠点での対応が可能であること
・24時間365日相談を受け付けていること
ポイント
各司法書士・弁護士事務所の特徴を理解し、相談のしやすさや費用も考慮したうえで利用する事務所を検討すると良いでしょう。

執筆者

記事の執筆者

ライター・編集者Rさん
お金に関するトラブルを抱えると、精神的にやられて苦しくなってしまうことも多いです。そんなお金周りで悩んでいる方向けに、誰にでも分かりやすく情報をまとめることを意識して、日々記事の執筆・編集を行っています。

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