仮想通貨ウォレットおすすめ5選比較!仕組みや選び方・作り方も解説
仮想通貨(暗号資産)の取引を重ねてきているから、かなり資産も増えてきた……という方もいるでしょう。そんな時におすすめなのが仮想通貨のウォレットです。
仮想通貨のウォレットは、仮想通貨の資産を保存するソフトウェアのことを指しますが、どのような仕組みになっているのでしょうか。
そこで本記事では、仮想通貨のウォレットの仕組みや種類について解説し、おすすめのウォレットをあわせてご紹介します。
- 仮想通貨のウォレットはホットウォレットとコールドウォレットに分類できる
- 利用するならハッキングの心配がないコールドウォレットが安心
- 国内の仮想通貨取引所ならコールドウォレットが自動で作られる
仮想通貨取引所 | Coincheck | bitbank | GMOコイン |
---|---|---|---|
取引通貨 | 27種類 | 30種類 | 24種類 |
取引所手数料 | 無料 | メイカー:-0.02% テイカー:0.12% | メイカー:-0.01% テイカー:0.05% |
最低取引額 | 500円 0.001BTC | 0.0001BTC | 0.0001BTC |
詳細 |
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目次
仮想通貨のウォレットとは?仕組みと種類を紹介
仮想通貨のウォレットとは、通貨を保管しておくための財布です。ただし、デジタル上に通貨を保管しているため、イメージとしては銀行口座のような感覚に近いでしょう。
ウォレットの種類
暗号資産を保管する機能を果たすウォレットには、主に下記のような種類が存在します。
- オンラインウォレット
- モバイルウォレット
- デスクトップウォレット
- ハードウェアウォレット
- ペーパーウォレット
それぞれのウォレットを賢く使い分けるためには、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
オンラインウォレット
オンライン口座の中でも、暗号資産を保管する機能を果たすのがオンラインウォレットです。現在、数あるウォレットの種類のうち、最もよく利用されています。
別のオンラインウォレットも合わせて利用しておけば、資産を分散して管理することが可能です。一般的に、オンラインウォレットはメールアドレス・ID・パスワードなどを設定するだけで利用できることが多いです。
ただし、サービス提供業者のサーバーがダウンしたケースなど、サイト自体が使えない状態になった場合には注意が必要です。上記のようなケースでは、ウォレットが使用できなくなる可能性があります。
モバイルウォレット
モバイル機器にウォレットをインストールして使用するのがモバイルウォレットです。スマホやタブレットにアプリをインストール後、暗号資産を保管することができます。
常に暗号資産を保有している状態を確保できる点がメリットです。
モバイルウォレットは、出先でも簡単に暗号資産を使用できるだけではなく、残高の管理などもスマホさえあれば完結できます。暗号資産での支払いに対応しているお店で買い物をする場合などに適しているウォレットです。
暗号資産の送金などに必要な秘密鍵をスマホなどで管理できるタイプであれば、セキュリティ管理を自分で行うことが可能です。
デスクトップウォレット
デスクトップウォレットとは、クライアントウォレット、またはローカルウォレットと呼ばれることもあります。サーバー上で管理するのではなく、それぞれのローカルクライアント端末上で管理するものです。
一般的には、自分のPCにウォレットのソフトをインストールし、ローカル環境で暗号資産を管理します。
デスクトップウォレットには、以下の2つの種類が存在します。
完全型 |
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簡易型 |
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利用する際には、それぞれのメリット・デメリットを把握した上で選ぶようにしましょう。
ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットでは、USBのようなハードデバイスを利用します。
送金や残高管理を行う際にはパソコンなどに接続して使用することが必要であり、一般的には、通常は切り離した状態で保管します。
インターネットに接続しない状態で秘密鍵を保管できるという特徴があります。
ハードウェアウォレットはアプリなどを利用しなくても、USBデバイス状のウォレットさえ購入すれば使える点がメリットです。
ネット接続しなくても保管できるため、ハッキングされるリスクを抑えることができます。セキュリティレベルが高いウォレットと言えるでしょう。
ペーパーウォレット
ペーパーウォレットれは、暗号資産の取り出しに必要な秘密鍵の情報を、QRコードや英数字などの形で紙に印刷します。
通常は紙の状態で保管するのが一般的です。
ハッキングリスクを回避する観点から見れば、もっとも安全なタイプのウォレットであると言えるでしょう。秘密鍵の情報は、紙に印刷されたもの以外存在しません。
そのため、ペーパーウォレットの状態にしておけばハッキングはほぼ不可能です。
ウォレットの仕組み
仮想通貨のウォレットでは、複数のビットコインアドレスがまとめて管理されています。
それぞれのアドレスで保管されているコインの合計額を確認することが可能です。なぜアドレスが複数あるのか、気になる方もいるでしょう。そこには取引の仕組みが関係しています。
取引の仕組み
ウォレットには、送金する際の宛先となるアドレスのようなものが紐づけられています。
仮想通貨のアドレスは基本的に使い捨てで、ひとつのウォレットには複数のアドレスが存在している点が特徴です。
例えば誰かが仮想通貨を使ってお金を払った際、お釣りは元のアドレスではなく、お釣り用の別アドレスで保管されています。
お釣りを受け取る度に、新しいアドレスが作成される仕組みであるため、ウォレット内には複数のアドレスが存在することになります。
なぜ新しいアドレスが作られるの?
なぜ使う度に新しいアドレスが作られるのか、疑問を持つ方もいるでしょう。毎回新しいアドレスを使う理由としては、個人が特定されることを防ぐことが挙げられます。
なぜなら、ブロックチェーンには、すべての送金履歴が残っているため、それぞれの仮想通貨アドレスの送金履歴を誰でも簡単に見ることができます。
そのため、仮想通貨ウォレットでは、複数のアドレスを使うことにより個人情報を保護しています。
仮想通貨取引所とウォレットの違い
ウォレットと取引所の違いがよくわからないという方もいるでしょう。それぞれの違いについて知っておけば、自分に合った使い方ができます。
ウォレットと取引所の最も大きな違いとしては「秘密鍵を自分で管理しているか、取引所の運営会社が管理しているか」が挙げられます。
ウォレットの特徴
ウォレットでは、秘密鍵は自分で管理することが必要です。自分でしっかりと管理できていれば、他人に知られる心配がありません。
仮想通貨を勝手に送金される心配がない点がメリットです。
取引所の特徴
取引所は秘密鍵を取引所の運営会社が管理しており、円と法定通貨の取引をその都度仮想通貨のブロックチェーン上に書くことは行っていません。
取引所にビットコインなどの仮想通貨を預けているということは、取引所のシステム上に書き込んでいるだけなのでとても大切な「秘密鍵」も取引所で管理されていることになります。
取引所とは別にウォレットを作るべき?
もしも取引所がハッキングされてしまえば、秘密鍵が第三者にばれてしまうかもしれない、と心配な方もいるでしょう。
秘密鍵が外部に漏れてしまうと、自分の口座から勝手に仮想通貨が送金されるという事態も起こりえます。取引会社がハッキングされる、倒産するといった事態のことを「カウンターパーティリスク」と言います。
仮想通貨を取り扱う上では、このようなリスクについても知っておきましょう。
仮想通貨おすすめ取引所ウォレット厳選5選徹底比較!
仮想通貨(暗号資産)は個人間で取引をすることもできますが、多くの人は取引所や販売所を使っていると思います。取引所ウォレットは取引所から仮想通貨(暗号資産)を移動させることなく保管することができるので手間が省けます。
また、取引所ウォレットは仮想通貨(暗号資産)の保管にオンラインとオフラインを使い分けているので、ホットウォレットのオンラインで使いやすいというメリットと、コールドウォレットの安全性のメリットを兼ね備えています。
Coincheck | bitbank | GMOコイン | bitFlyer | DMM Bitcoin | |
取扱銘柄 | 27種類 | 29種類 | 21種類 | 21種類 | 27種類 |
販売所手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料(別途スプレッドあり) | 無料※BitMatch注文は取引単位あたり2円(BTC/JPY) |
取引所手数料 | 無料 | Maker:-0.02% Taker:0.12% ※一部銘柄を除く | Maker:-0.01% Taker:0.05%(BTC,ETH,XRP) Maker:-0.03% Taker:0.09%(その他) | 0.01〜0.15% | - |
入金手数料 | 銀行振込:無料(振込手数料の負担あり) コンビニ:770円(税込・3万円未満時) クイック入金:770円(税込・3万円未満時) | 無料 | 無料 | 銀行振込 : 無料※銀行手数料の負担あり クイック入金 (住信SBIネット銀行から入金): 無料 クイック入金 (住信SBIネット銀行以外から入金): 330円(税込) | 無料 |
出金手数料 | 407円(税込) | 550円/770円(3万円以上) | 無料 | 220円~770円(税込) | 無料 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
仮想通貨(暗号資産)を始めるためには、まずは取引所を決めましょう。アプリ化されている取引所はアプリの紹介もしていきます。
※おすすめの選定基準は、ランキングの根拠をご参照ください。
※当サイト内の各記事は執筆当時の各取引所の商品情報となりますので、最新の商品情報については各取引所のホームページをご確認ください。
Coincheck(コインチェック)
- 国内仮想通貨取引アプリダウンロード数No.1!※1
- 仮想通貨29種類が約500円から購入可能!※2
- ウォレットはマネックスグループが運営
- アプリにも2段階認証・PINコードロック付きで安心
- 最短5分で口座開設が完了する
Coincheckで取り扱っている仮想通貨(暗号資産)は29種類。これは日本国内で仮想通貨を扱う取引所では国内最多※2です。さらに最低500円から売買ができるため、初心者の方でも始めやすいのがポイントです。
今は東証1部上場企業であるマネックス傘下になり、金融庁にも登録された取引所です。
Coincheckのアプリについて
Coincheckのアプリでは、仮想通貨(暗号資産)の値動きをチャートによって一目で確認することができます。さらに仮想通貨(暗号資産)ごとにチャット機能が実装されていますので、取引の動向などの情報を交換可能です。
- 2段階認証付きのウォレット
- PINコードロック
また仮想通貨の購入はアプリを使うとなんと最短10秒です。通貨を選択し、購入金額を入力するだけで購入可能なので、スムーズな取引が実現できます。
Coincheckの基本情報
名称 | コインチェック(Coincheck) |
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取り扱い通貨数 | 17種類
|
取引手数料 | 無料 |
最低取引量 | 500円 |
※1 2020年9月 金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」調べ
※2 対象期間:2018年1月~2019年12月 データ協力:App Annie
bitbank
- 24時間いつでもリアルタイムで日本円入金が可能
- コールドウォレットはマルチシグで管理
- 本格的な分析で、プロフェッショナルな取引も可能
- 仮想通貨取引量国内No.1※3
bitbankではいつでもリアルタイムで日本円を入金することができますので、買い時を逃すことなく、仮想通貨の取引ができます。
アカウントの作成もスムーズで、メールアドレスと基本情報の登録は5分もかからずにできてしまいます。そこから、本人確認のために取引開始までは最短1日になります。
bitbankのアプリについて
bitbankは専用のアプリをリリースしています。画像はAndroidですが、iOS版もリリースされています。アプリは初心者でもわかりやすいシンプルなデザインで、ワンタップで仮想通貨を購入、売却することができます。
またユーザーにはセキュリティ面で評価されており、2段階認証や携帯SMS認証の導入、出金時は詐欺被害に遭わないために、厳重なチェックがかかるなど、ユーザーからの信頼度が高いアプリになります。
bitbankの基本情報
名称 | bitbank |
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取り扱い通貨数 | 32種類
|
取引手数料 | メイカー:-0.03% テイカー:0.12% |
最低取引量 | なし |
※3 2021年2月14日時点、CoinMarketCap調べ
GMOコイン
- GMOインターネットグループが運営しており安心
- コールドウォレットからホットウォレットへの移動は承認制
- 入金・出金手数料等が無料!
- 取引方法を数種類から選べる!
GMOコインは口座開設手数料・即時入金手数料・出金手数料・預入、送付手数料が全て無料です。口座開設のハードルが低いため、初心者の方でも始めやすいですね。
- 2段階認証
- ログイン通知
- 24時間監視
- 定期的な脆弱性診断
- 脆弱性情報収集
これらのサイバー攻撃対策で、安心安全な取引所を実現しています。
また、下記の複数の取引方法から自分にあった取引を選ぶことができます。
- 現物取引
- レバレッジ取引
- 売りから取引可能
- 複合注文を使った取引
初心者の方には現物取引、上級者には情勢に合わせた取引が可能な複合注文を使った取引、など、自分に合った取引スタイルで、仮想通貨を運用することができます。
GMOコインのアプリについて
GMOコインは専用のスマホアプリがあります。こちらのアプリはシンプルなデザインで直感的な操作を実現しています。初心者の方でも簡単に仮想通貨の購入が可能です。
また、前回の終値から大きな価格変動があった場合には通知でアラートを送ってくれます。価格変動の情報を逃さないため、取引のチャンスを逃すことなく、仮想通貨の運用をすることができます。
GMOコインの基本情報
名称 | GMOコイン |
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取り扱い仮想通貨 | 20種類
|
取引手数料 | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
最低取引量 | 0.0001BTC (販売所におけるBTCの最小注文数量) |
bitFlyer
bitFlyerは、アカウント作成や維持手数料はもちろんのこと、販売所全通貨売買手数料も無料※1。
さらに、ビットコインやリップルをはじめとする人気の14種類の仮想通貨が100円という少額から売買できることから、初心者にとっても始めやすい点は自信を持っておすすめできます。
土日祝日であっても、スマホアプリやパソコンを使用してどこからでも簡単操作でアクセス可能。操作画面もシンプルで好評を得ています。
また、bitFlyerの最大の特徴として、Vポイントを100ポイントからビットコインに交換できる&500円以上のビットコイン決済でVポイントが貯まる点が挙げられます。
bitFlyerのアプリについて
アプリは、以下に挙げるメリットがあります。
最短即日で仮想通貨の購入が可能
仮想通貨取引が初めての方でも簡単操作で仮想通貨(ビットコイン等)の売買が可能
強固なセキュリティに全力を尽くしている
プロ向け仮想通貨(ビットコイン等)取引ツールも利用可能!
※1 購入価格と売却価格の差であるスプレッドをお客様にご負担いただいております。
※2 App Ape 調べ
DMM Bitcoin
- 資産の95%以上をコールドウォレットで保管
31種類のレバレッジ、23種類の現物が取引可能
LINEでカスタマーサポートを受けられる
取引まで最短1時間!口座開設手続きはスマホで完結
DMM Bitcoinで取り扱っているレバレッジは31種類で、レバレッジ取引においては国内ナンバー1※になります。
また、全てが自己責任の仮想通貨。今が売り時なのか、ここからの資産形成に迷う…といった時に、DMM Bitcoinでは、LINEのアカウントでカスタマーサポートを受けることができます。
DMM Bitcoinのアプリについて
DMM Bitcoinにはスマートフォン版取引システムアプリが用意されています。こちらのアプリでは、次の項目を操作することができます。
- 口座状況
- レート
- トレード
- チャート
- 入出金
- 口座振替
- マーケット
- レバ手数料/証拠金
- お問い合わせ
それぞれの操作方法もシンプルで、口コミでもサクサク動くのでストレスなく取引ができるという評価が見受けられます。
DMM Bitcoinの基本情報
名称 | DMM Bitcoin |
---|---|
取り扱い仮想通貨 | 【現物取引:23種類】
【レバレッジ取引:31種類】
|
取引手数料 | 無料 ※BitMatch取引手数料を除く |
最低取引量 | 0.0001BTC ※BitMatch取引手数料を除く |
自分に合った仮想通貨ウォレットの選び方
ここからは、自分に合った仮想通貨ウォレットの選び方についていくつかご紹介していきます。
- 充実したセキュリティ体制があるか
- 取扱通貨の種類が豊富か
- 管理に必要な外部デバイスがあるか
- 保管方法は利便性を重視しているか
それぞれの選び方にはどのようなポイントがあるのか確認していきましょう。
充実したセキュリティ体制があるか
仮想通貨ウォレットにおいて非常に大切なのが充実したセキュリティ体制が整っていることです。高いセキュリティが整っていないとハッキング被害を受けて自分の資産や個人情報が流出してしまう可能性があります。
仮想通貨ウォレットには、セキュリティに直結する管理方法が異なる種類があり大きく分けてホットウォレットとコールドウォレットがあります。
- ホットウォレット:ネットワークに繋がった状態で保管される方法
- コールドウォレット:ネットワークから切り離された状態で保管される方法
取扱通貨の種類が豊富か
仮想通貨は全世界で約6,600種類と非常に多いため、普段取引している仮想通貨がウォレットに対応しているかどうかは必ず確認しましょう。
また、新しく仮想通貨を購入する際も利用しているウォレットが対応しているかは確認するべきです。対応している通貨が少なければ少ないほど不便になるため注意しましょう。
MMコールドウォレットとホットウォレットを使い分けて対応している仮想通貨を保管する方法もあります。
ウォレットを使い分けて保管するのであればしっかりと管理する必要があり、特にコールドウォレットの場合は紛失や盗難などの危険が付きまといます。
保管を徹底するのであれば、コールドウォレット用の金庫を用意して入れておくことをおすすめします。
管理に必要な外部デバイスがあるか
仮想通貨をコールドウォレットにて管理するなら、外部デバイスを準備できるかがポイントとなります。外部デバイスとは大容量データに対応したUSBメモリやペーパーウォレット、スマートフォンアプリのことを指します。
自分が保有している仮想通貨と照らし合わせながらどのウォレットが保管に最適なのかを考えながら管理しやすいものを選びましょう。
インターネット上で管理することで外部デバイスを用意しなくて済みますが、膨大なデータ容量が必要だったりデータが消えてしまうリスクもあるためご注意ください。
保管方法は利便性を重視しているか
仮想通貨ウォレットを選ぶ上で保管方法の利便性はとても大切です。自分の好きなタイミングで仮想通貨を取引することができるのか、加えて保管しやすいのかどうかを考えることで自分に合ったウォレットを見つけましょう。
ウォレットは、先ほどご紹介したホットウォレットとコールドウォレットが大きな枠組みとしてあります。セキュリティの高さはコールドウォレットのほうがおすすめですが、使いやすさはホットウォレットに軍配が上がります。
MMホットウォレットには、取引所ウォレットやモバイルウォレットなどがあり基本的にインターネット上での管理となります。
取引所ウォレットを使用する場合、管理はすべて取引所の運営が行ってくれるため預けておくだけで良いのが大きなメリットです。また、トラブルが起きたときもすぐに対処してくれるでしょう。
しかし、取引所ウォレットは自分の好きなタイミングで仮想通貨の出し入れができないという特徴があるので取引所の管理体制に合わせる必要が出てきます。
仮想通貨のおすすめハードウェアウォレット2選
ハードウェアウォレットは、オンラインから切り離された独立したウォレットです。オフラインなので、セキュリティは申し分なく、ハッキングの被害に遭うことはまずないでしょう。
持っている仮想通貨(暗号資産)の資産がかなり多くなっている方や、ホットウォレットでは心許ないという方にはぜひおすすめしたいウォレットになっています。
また、製品自体にウィルスが仕込まれていては元も子もないので、必ず新品の商品を公式のサイトから購入するようにしましょう。
それではおすすめのハードウェアウォレットをご紹介します。
Ledger Nano X・Ledger Nano S
Ledger Nano X・Ledger Nano Sは仮想通貨(暗号資産)を強固なセキュリティで保管することができるデバイスです。おすすめポイントは以下の通りです。
- インターネット上から完全に独立した管理
- 取引所を介さずに仮想通貨(暗号資産)のトレードが可能
- 対応する仮想通貨(暗号資産)は1,100種類以上
インターネット上で操作するウォレットは仮想通貨(暗号資産)の管理に必要な秘密キーが流出する可能性がありますが、Ledger Nano X・Ledger Nano Sはオンラインから完全に独立したデバイスなので、その心配がありません。
インターネットと繋がっていない、まさに独立した一つのお財布という感じですね。
しかし、オフラインで使い勝手が悪いというわけではなく、PCに繋げば、取引所を間に挟まなくても取引することができます。取引をしない時には接続を解除することで仮想通貨(暗号資産)のやりとりは一切行うことができなくなるので、安心です。
Ledger Nano X | Ledger Nano S | |
---|---|---|
値段 | 17,380円(税込) | 8,990円(税込) |
重さ | 34g | 16.2g |
対応スマートフォン | iOS 9以降、Android 7 Nougat以降 | Android 7 Nougat以降(ケーブル接続) |
Bluetooth | あり | なし |
USB接続 | USB Type-C | マイクロUSB |
Ledger Nano XはBluetoothに対応しているため、外出先でもスマホに繋いで取引することができます。Ledger Nano Sもバックアップ用のウォレットとしては充分便利なデバイスです。
TREZOR
TREZORは仮想通貨(暗号資産)のきわめて安全な保管方法として注目されているデバイスです。TREZORのおすすめポイントは次のとおりです。
- セットアップマニュアル・動画マニュアルをプレゼント
- 配送中のすり替えやハッキングを防止
- デバイスを用いた2段階認証で、パスワードの保管も安全
TREZORは利用者に最大限デバイスの機能を使って欲しいという思いから、セットアップマニュアルや動画マニュアルをプレゼントしています。
また、デバイス自体の安全性を守るため、アマゾンの倉庫など、出荷代行業者は利用していません。直接配送されるため、出荷代行業者に頼んだことによって発生し得る不備の可能性を避けることができます。
さらに仮想通貨(暗号資産)の保管だけでなく、ユーザーのパスワードの保管場所としても機能します。デバイスを用いた2段階認証で、大切なパスワードを保管しましょう。
対応している仮想通貨(暗号資産)は14種類になります。
仮想通貨のおすすめモバイルウォレット厳選2選
モバイルウォレットはアプリを通して、スマートフォンで仮想通貨(暗号資産)の保管ができます。
Ginco
Gincoはソフトウェアウォレットで、スマートフォンで簡単に仮想通貨(暗号資産)の保管ができます。おすすめポイントは次のとおりです。
- 1つの端末でしか資産にアクセスできないので安全性が高い
- 市場の状況をわかりやすく表示。自分の資産の増減も一目でわかる
- シンプルで使いやすいデザイン。ストレスなく使える
BRDビットコインウォレット
BRDビットコインウォレットはビットコイン向けのモバイルウォレットです。おすすめポイントは次のとおりです。
- サイバー攻撃のリスクは低い
- シンプルなデザインで誰でも使いやすい
- ワンクリックで手厚いサポートを受けられる
BRDビットコインウォレットはビットコインのブロックチェーンに直接接続されたウォレットで、間にサーバーを介していません。サーバーを攻撃されても、保管されているビットコインを失うといった心配はありません。
また、ユーザーのセキュリティを守りつつ、利便性を追求し、誰でも使いやすいデザインとなっています。
万が一、不具合や問題が起こった場合でも、アプリ内からすぐに問い合わせを行うことができます。デメリットとしてあげられるのは、主に次の2点です。
- Android版は日本語未対応
- ビットコインしか保管できない
Android版は日本語に対応していませんが、デザインは非常にシンプルで言語関係なく使うことも可能です。サポートの点を除けば、そこまで不便に感じることはないでしょう。
BRDビットコインウォレットはビットコイン専用のウォレットです。アルトコインを保管したいと思っている方は、別のウォレットを使いましょう。
仮想通貨のウォレットの作り方
仮想通貨のウォレットの作り方について、3つのパターンに分けて見ていきましょう。
自分のPCやスマホにウォレットを作る場合
まずは、自分のパソコンやスマートフォンに仮想通貨のプログラムをインストールします。
しかし、フルインストールを行う場合、サービスが開始された2009年以降の全ての世界中の取引データをダウンロードする必要があります。
ハードディスクに大きな空き容量が必要なことを覚えておきましょう。
インストールに必要な容量は?
今この瞬間にも、仮想通貨はどんどん取引が行われています。使い続けるうちに、10TBの空き容量では足りなくなる可能性もあります。
そのため、スマホで完全版をインストールするのは、外付HDDを使っても難しいかもしれません。
必要最小限のデータのみダウンロードする場合
採掘はせず、仮想通貨の送金や受け入れができれば十分だという方は、必要最小限のデータのみダウンロードすれば大丈夫です。
フルインストールのように、2009年以降の膨大な取引データをインストールする必要はないでしょう。
インストールに必要な容量は?
この場合、ビットコインを使うための必要最小限のデータだけあれば十分なので、デバイスの負担を減らすことができます。
インターネット上にウォレットを作る場合
自分のPCやスマホでなく、インターネット上のさまざまなサイトでウォレットを作ることも可能です。PCでビットコインを使っていても、バックアップを取っていない方は注意が必要です。
スマホの場合には、便利である一方、出先でスマホを紛失してしまうと使えなくなってしまう可能性があるのです。しかし、インターネット上にウォレットを置いておけば、PCの故障や、スマホの紛失時にも安心です。
このような手軽さがメリットである一方、サイトがハッキングの被害に遭うと、第三者に仮想通貨が奪われる可能性があります。
安全面を考えると、少々不安を感じる方もいるかもしれません。また、多額の資金を保管するのには向かないでしょう。
仮想通貨ウォレットに関するよくある質問
仮想通貨ウォレット選ぶ際にどのウォレットにすれば良いか悩んでいる方やそもそもウォレットについて詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。
ここからは、仮想通貨ウォレットに関するよくある質問について解説していきます。
仮想通貨ウォレットは銀行の普通預金のように通貨を保管しておくためのものというイメージがわかりやすいと思います。
ただし、預金とは異なり、保管していても利息はつかない点に注意が必要です。
取引所のウォレットは仮想通貨の取引に使用する分には便利ですが、外部からのハッキングのリスクがあります。
最近ではゴールドウォレットとホットウォレットを併用する取引所が多くセキュリティ性は高くなりましたが100%安全とはいえないため、ハードウォレットで管理するという方法もおすすめです。
また、取引所のウォレットは取引所内でのサービスにしか対応していないため、外部のサービスや仮想通貨を利用した決済をする場合、スマホウォレットなどが便利です。
例えば、取引所内にあるウォレットでは、取引所を通じて売買できる仮想通貨が対象です。
そのため、保管できる仮想通貨の種類を確認しながらウォレットを選択する必要があります。
また、複数の仮想通貨を保管できないウォレットもあるため、様々な仮想通貨を保有している方は注意しましょう。
上記の取引所はコールドウォレットを併用しており、取引時と通貨の保管時に別々のウォレットで管理をしています。
また、2段階認証により不正アクセスを防ぐ仕組みや通信の暗号化、不正アクセスなどの24時間監視体制があり、安全性が高いです。
仮想通貨ウォレットはデスクトップ、スマホウォレットどちらも無料で利用できます。一部有料のものもありますが、無料のウォレットでも十分です。
ハードウォレットの場合には、ハードの購入代金が必要なため価格に注意しましょう。
まとめ
今回は仮想通貨(暗号資産)をある程度増えたら必ず必要になる、ウォレットについて解説をしました。単にウォレットと言っても、複数の種類があり、それぞれ特徴が異なります。
モバイルウォレットは、オンライン上で管理するウォレットで、セキュリティ面では少し不安があるものの、利便性がかなり高いといえます。
一方ハードウェアウォレットはオフラインで独立したデバイスで管理するウォレットなので、安全性が高いです。
取引所ウォレットは取引の際にはホットウォレット、保管の際にはコールドウォレット、とオンラインとオフラインを併用したバランスの良いウォレットでしょう。
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・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。